「さわやかイレブン」池田の快進撃…紅白戦も組めない小所帯のチームがセンバツで果たした“快挙”
新チームで部員12人
今年で第94回を迎える選抜高校野球。21世紀枠で選ばれ、春夏通じて甲子園初出場の只見(福島)は部員13人と少人数だが、過去にも紅白戦も組めない小所帯のチームが何度かセンバツの舞台を踏んでいる。その先駆け的存在が、1974年にセンバツ初出場をはたした“さわやかイレブン”と呼ばれた池田(徳島)である。【久保田龍雄/ライター】
1980年代に“やまびこ打線”で、春夏併せて3度の全国制覇を成し遂げた“伝説のチーム”も、当時はまだ無名で、3年前に蔦文也監督が就任20年目で悲願の夏の甲子園初出場を実現したばかりだった。...