AKB最終選考にも残った「春風亭ぴっかり☆」が真打昇進 かつてはセクシー系のオファーも

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 江戸落語の世界において、初めて女性の真打が誕生したのは平成5年。三遊亭歌る多(59)と古今亭菊千代(65)のお二人で、現在は8人がその後に続く。

 春風亭ぴっかり☆(40)もその一人。春には芸名を蝶花楼桃花(ちょうかろうももか)と改めて、東京・上野の鈴本演芸場での3月下席(21~30日)を皮切りに、真打昇進披露興行をスタートさせる。

「もともとは舞台が好きで、ミュージカル女優を目指して勉強していました。その一環で“伝統芸能にも触れよう”と落語を聴きに行ったら、“私の進む場所はここだ!”と衝撃を受けたんです。で、あれこれ調べるうちに春風亭小朝師匠が大好きになって。すぐに師匠が出演した府中の会場で出待ちして弟子入りを志願したら、翌朝から来るようにと言われたんです。あれから15年になりますね」

驚くようなオファーも

 当時は25歳。この前年にはアイドルグループ「AKB48」の1期生オーディションに応募。アイドルに憧れての挑戦だったが、最終選考で不合格に。10歳も年下で“不動のセンター”を務めた前田敦子(30)をはじめ、リーダーとしてグループを牽引した高橋みなみ(30)らが合格者に名を連ねていた。

 が、なおもめげることなく、7年後の「大人AKBオーディション」に応募したという。

「この時も最終選考まで残りましたが、結果は不合格。でも、すでに師匠に弟子入りしていましたからね。“良いネタになれば”なんて思いもありました」

 所属事務所は長澤まさみ(34)や上白石萌音(24)といった、一線で活躍する女優が名を連ねる東宝芸能。平成29年には舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」で大地真央(66)と共演を果たし、短編映画「耳かきランデブー」では主演を張った。型にはまらない活躍ぶりだが、中には驚くようなオファーもあったという。

「ヌード写真集のお話を頂いたこともありました。師匠に“どこまでだったらいいでしょうか”と相談したら、一言“やめなさい”と。その後もお話は頂いたんですが、さすがにお断りしました」

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