6人殺害、1人行方不明…マル暴刑事が見た「平成の殺人鬼」と呼ばれたヤクザの冷酷

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「平成の殺人鬼」と呼ばれたヤクザがいた。前橋スナック銃乱射事件の指示役として死刑を宣告されたのち、獄中から2件の殺人を告白した矢野治・元死刑囚(享年71)である。最後は、東京拘置所で自ら命を断った。彼が関与した殺しは判明しているだけでも4件6人。警視庁で40年間、ヤクザを追いかけ続けてきた“マル暴刑事”が矢野・元死刑囚と対峙した日々を振り返る。(文中、一部敬称略)

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