6代目山口組傘下、水戸の幹部射殺事件 ケーキ片手のヒットマンに丸腰で現れた若頭

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中心部で銃撃した犯人は

「パン、パン」――。さる1月17日、茨城県水戸市のJR水戸駅から3キロほど離れたビルで、複数回の銃声が穏やかな昼下がりの空気を震わせた。通報を受けて駆けつけた警察官が、ビルの一室で1人の男性が頭部から血を流して倒れているのを発見。男性は直ちに救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。敵対する組織同士の抗争と見られたが、事件には不可解な点も多く、当局は様々な線で捜査を進めているという。

 地元紙記者によれば、

「撃たれたのはビル内に事務所を構える特定抗争指定暴力団『6代目山口組』傘下の3次団体『三瓶組』の若頭、神部達也氏(40)です。頭部の他に腹部にも銃弾を受け、発見時には意識不明の状態だったそうです。ビルは国道沿いの車通りの多いエリアに建っており、茨城県庁や茨城県警本部からもそう遠くない場所。街の中心地で銃を撃った犯人はまだ捕まっておらず、地元住民にも不安が広がっています」

『カタギ』になると一筆書くよう

 茨城県警が殺人事件と断定して捜査を開始したのは言うまでもなく、暴力団関係者の間では、瞬く間に様々な噂が飛び交うことになった。

 ある暴力団幹部は、その“噂”について、こんな事情を打ち明ける。

「三瓶組は山口組の分裂騒動に絡むトラブルで、昨年末から同じく茨城県内に事務所を置く『絆會』の傘下組織ともめていた。その傘下組織の組長で絆會の幹部を務める人物は、三瓶組の人間から、ヤクザを辞めて『カタギ』になると一筆書くよう迫られていたらしい。あの分裂以降、6代目山口組と分裂組織との間では、傘下組織の引き抜き行為が後を絶たず、様々なところで抗争に発展する事態になっているんです」

 国内最大の暴力団組織山口組が分裂したのは2015年8月。これに伴い、離脱した幹部らが「神戸山口組」を結成したのは周知の通りだ。さらに、その神戸山口組から、中核組織の山健組の副組長だった織田絆誠氏が脱退。織田氏らが結成した「任俠団体山口組」が改称し、「絆會」となった。

 抗争事件を繰り返し、ともに特定抗争指定暴力団に指定された「6代目山口組」と「神戸山口組」ほどではないにしろ、「絆會」もまた山口組の分裂から6年以上が経った今も、両組織とにらみ合いを続けている。

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