松山英樹の家族が経営する会社が訴訟沙汰に 工事代金を巡りトラブルに発展

スポーツ

  • ブックマーク

Advertisement

原告の請求額は1千万円

 工事は建築業者が元請け、原告が下請けとなって行われ、当初は順調に進んだものの、突如トラブルが発生した。

「原告サイドに金がまったく支払われない。業者からも連絡が途絶えるようになり、原告が困ってお父さんに問い合わせると、既に業者に600万円ほど支払っている、と。それを男が使い込んでしまっていたんですね。慌てて話し合いが持たれ、工事は続けること、幹男さんから直接、原告に支払いを行うことが確認され、約900万円が支払われました」(同)

 が、工事完了後、支払いを巡って双方の認識に差が生まれる。

 原告の主張によれば、工事費用や発電装置の合計額は、消えた600万円や支払い済みの900万円を足しても未払い分が残る。業者には資力がないためこの債権を差し押さえる、とのこと。これらの扱いを巡って協議をしたものの解決に至らず、訴訟になったのだ。

 原告の請求額は約1千万円と、松山の稼ぐ額に比べれば、随分とスケールの小さな騒動である。

元請け業者が資金を使い込み

「業者はカジノ好きで、金は賭け事につぎ込んでしまったのか。事務所の家賃も払えず、愛媛から逃げてしまいました。幹男さんに上手く取り入り、その信用で仕事を取っていたんでしょう。幹男さんに風力発電を勧めたのもこの業者でしたが、実際は発電に十分な風は『ゴルフ・ガーデン』に吹かなかったそうですから……」(同)

 とんだペテンに遭ってしまったというわけである。

 原告に取材を申し込んだが、「お話ししたくありません」。

 他方、松山の父に聞くと、弁護士が代わって大要、

「工事代金は業者や原告に支払い済みで、二重払いにもなっています。原告の請求は認められない見込みです。大変迷惑な訴訟だと思っております」

 と述べる。

 松山に関しては、昨年も大学時代の恩師が高額接待を繰り返し、学内で問題視されたなんてトラブルが。

 今年はプロデビュー10年目と、円熟期を迎える“世界のマツヤマ”。金の成る木でもあるだけに、フェアウェイの端々に潜むハザードには要注意、だ。

週刊新潮 2022年1月20日号掲載

ワイド特集「人生のハザードマップ」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

あなたの情報がスクープに!

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。