「三月のパンタシア」みあが語る“永遠の歌姫”は? 失恋後に出会った“むき出しの音楽”
Coccoのファンになったきっかけ
音楽ユニット「三月のパンタシア」ボーカルとして若者たちに絶大な人気を誇るみあさん。彼女の“永遠の歌姫”はシンガーソングライターのCoccoだった。失恋に悩む彼女を包み込んだ美しいメロディとは。
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私にとって永遠の歌姫がいる。シンガーソングライターのCocco氏だ。
彼女の紡ぐ、美しい毒素をはらんだ歌詞、優しくて激しい歌声、そして切実な魂の表現に、もうずっと胸を揺さぶられ続けている。
今、自室をたゆたう音楽は、Cocco氏の「樹海の糸」。イントロの流麗なピアノが耳に届いたとき、記憶のひだが微かに震えた。
Cocco氏のファンになった契機は、映画だった。
「KOTOKO」という、彼女が主演・原案・音楽・美術を担っている日本映画がある。深夜のTSUTAYAでそのDVDジャケットを目にすると、私は自然と手を伸ばしていた。
ジャケットには灰色に光る雨に打たれるCocco氏の姿があった。孤独と希望を内包したような表情。なぜか無性に惹かれた。
映画は、なんというか、凄まじかった。どうしようもなく苦しくて、痛くて、美しかった。
内容も衝撃的なのだけど、私が圧倒されたのは、Cocco氏の強烈な存在感だった。まるで魂が直接叫んでいるような、あるいは泣き喚いているような鬼気迫る演技。戦慄に近い興奮に肌は粟立っていた。
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