日大・田中理事長逮捕 入院先から会議に出席して「オレは絶対大丈夫」、ちゃんこ屋兼自宅から「帯封付きのキャッシュ」

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帯封の意味とは?

 特捜部の捜査が迫る中でも、田中前理事長は表向き強気の姿勢を崩さなかったという。

「日大の付属病院に入院中でしたが、健康には問題なく、毎月第1金曜日に行われる校友会の常任会に出席していました。自身が会長を務めるその常任会では副会長らを前に、“オレは絶対大丈夫”と話し、逮捕はされないとアピールしていたとか。両被告がリベートの提供を供述していることは当然耳に入っていたのでしょう。『日大の天皇』として長らく君臨してきたプライドとその座が脅かされている不安とが見え隠れしていたようです」(先のデスク)

 今後の見通しについて聞くと、

「リベートの受け取りについて田中前理事長は否認を続けるはず。起訴され、裁判となった際には、ヤメ検などを動員した弁護団が無罪を主張、検察と全面対決となるのは必至。先ほど一部に帯封が付いていたと言いましたが、これをもとに“オレはカネには手をつけていない”と訴えるのかもしれないですね」(同)

 もちろん検察側も手をこまねいているはずがなく、

「ちゃんこ屋の女将を務める田中前理事長の妻は特捜部の捜索の後に緊急入院したようですが、彼女が何も知らなかったはずがなく、証拠を突きつけ揺さぶりをかけるでしょう。大学を食い物にしてきた理事長を頂点とする利権のシステムを徹底的に解明しようというわけです」(同)

 脱税額を5300万円から積み上げて「1億円超え」も諦めていないという。

デイリー新潮編集部

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