新庄監督への「嫌み発言」で炎上の清原和博氏 コメントした切実な理由と危ぶまれる精神的な不安定さについて

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見た瞬間にちょっとイラっとしました

 元プロ野球選手の清原和博氏(54)が、日ハム監督に就任した新庄剛志監督(49)について触れた一連の発言が物議を醸している。発言は新庄監督のファッションを揶揄するものだったが、SNSは清原氏への「ブーメランコメント」で埋め尽くされている。清原氏の発言の狙いと、危惧される精神的な不安定さについて各方面に聞いた。

 まずは、清原氏が自身のYouTubeチャンネルで語った内容を紹介しておこう。

《僕ね、この間(新庄監督に対して)優しいコメント出したじゃないですか》《会見を見る前だったんですよ。(会見を)見た瞬間にちょっとイラっとしました》

《もうちょっと(服装を)ちゃんとしてくると思ったんですよ。プロ野球の監督になったらある程度ちゃんとしてくると。それより(キッチリとしていない印象が)増していたじゃないですか》

 新庄監督が就任会見で身につけたレッドワインのスーツ、超襟高のシャツ、サングラス、キャンプなどでのジャージ姿に異議申し立てを行ったのだ。

 そして、PL学園の後輩で中日の監督に就任した立浪和義(52)が打ち出した「茶髪、長髪、ひげ禁止」に否定的な意見が少なからずあることに言及して、こう続けた。

ジャージを着ている男なんかに

《立浪監督がそこまでやらないといけないか? そこから綱を締め直さないと中日は再建できないと考えたからでしょう。強かったら立浪監督もそこまでしないですよ。僕もピアス開けたりね色んなことしましたよ、僕はプレーに自信持ってたから》

《それでジャージ(新庄監督)の方が目立ってるっていうのがどーもイヤ》

《プロ野球100年の歴史があるわけですよ。(元巨人の)川上(哲治)監督から始まってね。絶対プロ野球のOBたちは口に出さへんと思いますけど、みんな嫌な気分になってるのは間違いないと思います。僕らの年代までの選手までは。若い世代は分からないですよ》

《監督になるのはええんですよ、ああいうことするのはねパフォーマンス(が良くない)ね》

 そして、最後にこう締めくくったのだった。

《選手のみなさん、このプロ野球界を盛り上げてください。ジャージを着ている男なんかに負けないでください》

 スポーツ紙デスクにこの発言についての受け止めを聞いてみると、

「清原氏のこれまでの野球人生は、善かれ悪しかれ型破りな部分が多かったと思います。本人もピアスのことに触れていましたし、引退後、キャンプに視察で訪れた際の過剰な白いスーツが話題になったりしましたよね。今回、彼にとって誤算だったのは、たとえ執行猶予期間を終えたとはいえ、一度法律を破った人に対して世間が向ける目はとにかく厳しいということではないでしょうか」

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