茂木新幹事長のパワハラ伝説 担当者の間で共有される20ページ超の「接遇リスト」の中身は

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レクで物音を一切立ててはいけない

 新進党結成に参加せず、95年に自民党に入党すると、トントン拍子に出世。2003年に小泉純一郎内閣で当選3回ながら沖縄・北方担当相として初入閣。政調会長、経産大臣、外務大臣なども歴任した。そして、この度、自民党の幹事長へと昇り詰めたというわけだ。ハーバード大学大学院の修士課程も修了している氏の「聡明」エピソードはこの間、枚挙に遑(いとま)がない。

「うるさ型の政治家に慣れた官僚でも、茂木さんへのレクの場面では緊張で硬直してしまいます」

 とはある省庁のベテラン官僚の談。

「茂木さんのレクでは物音を一切立ててはいけません。紙をめくる音も一緒でないといけないといわれるくらいで、何か音がすると“うるさい!”と怒号が飛んできます」

 レク時に茂木大臣が愛用するのは青いペンで、

「茂木さんは資料に青いペンで修正を入れて、後に官僚がそれをパソコンで打ち直します。再度資料が出たときに修正漏れがあると、必ず茂木さんは気づくのです。実は、レク時に物音を立ててはいけないのは“全集中”しているからだそう。文章を映像として記憶する特殊能力を持っているとされ、レクの資料を丸ごとすべて記憶しているといわれています」(同)

 いわゆる「直観像素質」の能力を持つとされているという。

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