緊急搬送の浜崎あゆみに「焦りすぎ」の声も 北川ドラマヒロイン的な愛情欲求と子どもっぽさ

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 浜崎あゆみ、緊急搬送──。ニュースを聞いたとき、不謹慎ながら「とてもあゆらしい」と思った。とにかくドラマティックな出来事に事欠かない。特にここ数年は、自ら逆境へ飛び込んでいくような発信が多かった。突発性内耳障害、年下ダンサーとの熱愛、2度のスピード離婚、そして未婚の母に。春には第2子を出産したばかりだという。父親も出産日すらも明かしていないが、帝王切開だったことは公表。インスタには「お腹の傷を愛おしく誇りに思う」と記しているが、痛みと傷に耐えた私、というアピールに思えてしまったのはさすがに穿った見方だろうか。

 あゆの最近のテーマは、「過酷な運命に健気に立ち向かうわたし」なのだろう。模範的とされる恋愛とは違う道を貫くわたし、我が子のため消えない傷を負ったわたし――マスコミやアンチが「かまってちゃん」と批判すればむしろ、「どんなに否定されても、わたしは負けない」と悲壮な顔で自分語りをするかっこうの材料になる。昨年はインスタで、「プライベートに関しては自分の物差しで生きていきます。幸せの基準も形も、自分と家族で決めて選んで生きていきます」と宣言していた。

 度重なるトラブル、世間の圧力、それでもひとり戦う強気で健気な美人。どこかで見た構図だなあと思ったら、北川悦吏子先生のドラマヒロインと重なるのである。

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