大越キャスター「報ステ」が視聴率10%割れ こんなはずじゃなかった「コロナ」と「ツッコミ」問題

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 大越健介キャスター(60)を起用した「報道ステーション」(テレビ朝日)の視聴率が伸び悩んでいる。というより、早くも2桁を割った日もある。コロナ感染者が減り、緊急宣言も解除され、テレビ全体の総世帯視聴率が落ちているためとも考えられるが、単に「大越氏がいまひとつ」という声も――。

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 大越キャスターとなって3週目、「報ステ」の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)はとうとう2桁を割ってしまった。民放プロデューサーが言う。

「18日(月)は小室圭さんが秋篠宮家に挨拶に行った日でしたが9・9%に。19日(火)は大越さんの得意分野である衆院選の公示日であるにもかかわらず9・6%にまで落ちました。20日(水)は11・1%、21日(木)は11・5%と戻しましたが、これは前番組の『相棒 Season20』(20日:14・5%)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(21日:15・9%)の“おこぼれ”と見られています。番組スタッフとしてはズバリ14%で合格点、あわよくば15%、せめて常時12%は欲しいといったところでしょう。鳴り物入りで『報ステ』に来た割にはちょっと期待外れですね」

 ちなみに10月4日(月)の初回は11・6%と、良くも悪くもないスタートだった。この日、番組公式ページにある「大越健介の報ステ後記」では「持っているひと」と題し、こう記していた。

《「あんた、持ってるね」とよく言われる。/10月4日、僕は報道ステーションに初登板する。/その日は臨時国会の召集日にあたり、ちょうど100代目の内閣総理大臣が指名される日となった。ひょっとしたら国会や政府が僕のデビューに合わせてくれたのかもしれない(そんなはずないか)。》(9月30日 記す)

担当していない金曜の数字が良い

 彼には確かに“持っている”と思わせるものがあった。翌5日(火)には、ノーベル物理学賞を真鍋淑郎氏が受賞したことで特集に。7日(木)は放送中に東京と埼玉で震度5強の地震が発生し、ヘルメットを被って放送時間延長で速報に務め、15・1%の最高視聴率を記録した。

 翌日に掲載された「報ステ後記」にはこうある。

《「あんた、引いてくるね」と言われるようになった。/それは放送中に起きた。/先週このコラムを書いたときには、「あんた、持ってるね」と言われることに少々有頂天になっていたのだが、実際に報道ステーションのキャスターとなった最初の1週間で、「持っているひと」から「引いてくる人」に変わってしまった。》(10月8日 記す)

「確かに大越さんがキャスターになって以来、ネタは豊富にありました。2週目に入ってからも12日(火)は岸田文雄総理の生出演、14日(木)には9党の党首生討論も放送されるなど盛りだくさんと言って良かった。しかし、この週で最も良かったのは、彼が出演していない15日(金)(11・9%)だったのです」

 金曜担当は、前任の徳永有美アナと富川悠太アナである。むしろ、大越氏は引かれている? 「報ステ」に来た意味がなかったということだろうか。

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