甘利幹事長お気に入り「新人女性候補」の公募“小論文”が流出 関係者をア然とさせた“ヤバい文章力”

国内 政治 2021年10月16日

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 いよいよ衆院選に突入する。選挙のたびに「○○ガールズ」などといったお騒がせ議員が誕生してきた歴史を振り返ると、新人候補にこそ厳しい目を向けるべきなのかもしれない。大分1区で自民党から立候補する高橋舞子氏(33)も初挑戦する一人。だが、地元県連に彼女が提出したという「小論文」を読んでしまうと……、「不安」の二文字しか浮かんでこない。

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小学校の卒業文集?

 自民党大分県連から流出した文書は原稿用紙5枚。2019年6月に県連が公認候補を公募した際、一次選考の書類審査で使われたものだ。左端に「自由民主党大分県支部連合会 衆議院議員大分一区候補者公募 小論文」と印字されており、氏名の欄に「高橋舞子」とある。

 では早速、書き出しから読んでいこう。

〈私が日本のために貢献したいと思ったきっかけは、父親が見ていた政治討論番組です。出演していた大学教授がニコニコしながら日本を批判している姿を不思議に思いました。当時小学生の私は、教授のお話しされている内容の是非はよく分かりませんでしたが、自分の国を悪く言う時に、どうして悲しい顔をするのではなく、嬉しそうにしているのだろうと戸惑ってしまいました。そして、私は絶対に日本を大事にするんだと決めました〉

 幼い字体も相俟って、”小学校の卒業文集からの抜粋か”と疑ってしまうような拙い文章なのである。この後も「思い出」がたどたどしく綴られていく。

実は元政治部記者

〈その後、中学生の時に司馬遼太郎の本と出会いました。特に幕末を舞台とした作品が好きだったのですが、討幕派も佐幕派も、自らの利益のためではなく、理想のために戦っていた姿に心から憧れました。武士になりたくて、十五歳の誕生日には親友と二人で元服もしましたし(註・原文ママ 元服ごっこをしたという意味か?)、剣道も習いました〉

〈日本が大好きだった分、欧米諸国が開国を迫ったために日本らしさが失われていってしまったのではないかと悲しくなったこともありました。そうは言っても、これから世界がますます国際化していくなかで、日本の人が困ることのないようにきちんと外交をしていかなければなりません。北海道の女子校の優しくて純粋な友人達に囲まれていた当時の私は、「友人達には変わってほしくない。外交が熾烈でドロドロしたものなのであれば、私がそれを担いたい」と思うようになりました。これが、私が政治を志したきっかけです〉

 こんなあどけない表現で外交デビューを夢見る女性が、自民党公認候補として衆院選に出馬するというのだ。しかも、彼女の前歴は記者。上智大学卒業後、時事通信に入社し2年間社会部で働いたのちBloombergへ。それから退社までの3年間は政治部に所属し、永田町で取材していた元記者なのである。

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