武蔵野市が吉祥寺駅前の駐輪場を“疑惑”の売却 市長の関与を勘繰る声も

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 10月3日に投開票が行われる東京・武蔵野市長選挙。“住みたい街ランキング”の常連「吉祥寺」を擁する同市の市長選挙で、俄かに争点となったのは“駐輪場”問題だった。

 政治部記者によれば、

「現職の市長は2017年に初当選を果たした松下玲子氏。民間企業勤務などを経て04年に松下政経塾に入塾。菅直人元総理の覚えめでたく、民主党の都議も2期経験しているリベラル派女性市長です」

 コロナ対策など喫緊の課題が山積する中“駐輪場”が争点に浮上した背景には、あるキナ臭い“事情”があった。

 武蔵野市議の一人が言う。

「今年5月、市議会の建設委員会で突如、市が吉祥寺駅前の市営駐輪場を、都内に本社を構える不動産業者に売り払うという報告がなされたのです。しかも、9月30日には駐輪場を閉鎖し、売却手続きに入るという話でした」

 売却が伝えられたのは、吉祥寺駅北口から歩いて1分の好立地に位置する、収容台数698台の立体駐輪場。市議会が紛糾したのは、その売却があまりに性急で、不透明だったからだ。

「本来、行政が公有財産を民間に売り払う場合、入札を行うのが大原則で、相対取引は認められていない。吉祥寺駅前の一等地の入札を募れば、価格が跳ね上がるのは火を見るよりも明らかですが、市はなぜか、この不動産業者に随意契約で売却するというのです」(同)

 ともすれば法令違反にも問われかねない“随契”。しかし、そこには目から鱗の“抜け穴”があった。

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