空手「植草歩」が五輪閉会式で寝転んでいた【写真入手】 関係者は「秋篠宮さまの前で…」と唖然

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「非礼」と批判の声

 横になっている女性は、日の丸が描かれた扇子を手にしている。写真が撮影されたのは国立競技場、日付は8月8日。東京五輪の閉会式が行われていた。空を見上げているようにも見える女性は、空手女子組手61キロ超級の代表だった植草歩選手(29)だ。

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 関係者は「五輪に出場したアスリートが、閉会式で身体を地面に横たえていたわけです。周囲はびっくりしていましたよ」と振り返る。

「開会式ではなく閉会式ですから、多少はリラックスした雰囲気になるのは分かります。百歩譲って、礼儀作法にうるさくない競技の選手であれば、そういうこともあるでしょう。しかし、空手は違います。礼を何より重んじます。閉会式には秋篠宮さまがご臨席されました。テレビカメラを通じて全世界の方々が見ていました。そんな状況で横になるなんて信じられない、と驚いた関係者は少なくなかったのです」

 全日本空手道連盟は、中学校で武道が必修になったことを踏まえ、「柔道や剣道に比肩する武道としての地位を確立する」ことに注力している。

 そんな運動を行っているにもかかわらず、日本代表だった選手が閉会式で寝転んだ──これには関係者も呆然としたというわけだ。

 写真をよく見ると、他に2人の選手が座っていることも分かる。

「座っていた2人のうち1人は、例のパワハラ問題が勃発した時、植草選手を支持した選手でした。率直に言って、目立っていました。『寝たり座ったり、何をやっているんだ』と怒る関係者もいました」(同・関係者)

動画にない「暴力行為」

 植草選手は帝京大出身で、同大で師範を務める全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫・前選手強化委員長(65)の“愛弟子”だった。その2人に“パワハラ騒動”が勃発したのは記憶に新しい。

 発端は今年3月、植草選手が香川師範によるパワハラや暴力行為を訴えたのだ。特に「師範が選手の顔面を竹刀で突いた」との証言は、衝撃的な事実として多くのメディアが報じた。

 当初、世論は香川師範に否定的だった。ところが、主張とは異なる事実が明るみになっていった。

 週刊新潮は4月8日号に「迷える『空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ』五輪代表『植草歩』が『師範パワハラ告発』の陰に男」との記事を掲載した。

 週刊新潮が練習に居合わせていた関係者を取材すると、パワハラの事実を否定した。動画も入手することができた。

 デイリー新潮は「五輪空手『植草歩』選手のパワハラ告発に異論 “竹刀事件”3日後の練習で笑顔の映像」の記事を配信、竹刀を使った練習動画を公開した。

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