夏の甲子園を巡る3大事件簿 「優勝旗盗難」に「赤痢発生」、「帰れコール」

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 今年で第103回を迎える夏の甲子園大会。100年以上の長きにわたる“真夏の祭典”は、グラウンド上で繰り広げられる熱戦とともに、さまざまな事件や騒動も起きている。

 深紅の優勝旗が盗まれるというショッキングな事件が起きたのが、1954年である。同年夏、中京商(現中京大中京)は、中山俊丈投手らの活躍で、出場6回で5度目の優勝を達成した。

 17年ぶりに名古屋に帰ってきた優勝旗の盗難が判明したのは、夏の甲子園から3ヵ月が経過した11月末だった。校長室に保管してあった優勝旗が、軟式野球大会の優勝旗とすり替えられ、影も形もなくなっていたのだ。...

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