佐村河内守が初告白「鬱々としんどい日々……」、騒動から7年 YouTubeでの作曲活動も再開

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音楽制作に救われる

 自身をネット音痴という佐村河内氏がYouTubeで楽曲を発表出来ているのは、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』の前チーフプロデューサー張江泰之氏のサポートがあるからだ。張江氏に、佐村河内氏との関わりについて尋ねた。

「フジテレビ時代の後輩から、佐村河内さんが音楽活動を手伝ってくれる人を探していると声を掛けられました。当然、騒動の頃に持ち上がった様々な疑惑のことがあったので、最初から全面的に彼の側についていたわけではありません。それは、佐村河内さんも同じで、私のようなメディアの人間への不信感が強く、最初に家に招いて頂いたときは、お互い身構えていましたね。何度か一緒にお酒を飲むうちに、彼が自分の作った音楽を発信したいという思いを強く持っていることがよく分かりました。そこで、今のようにYouTubeでの発信を手伝うことになりました」(張江氏)

 耳の聞こえない佐村河内氏とのコミュニケーションは、どうしているのだろうか。

「佐村河内さんにお会いする時は、奥さんが手話で通訳をしてくれますし、普段はメールでやり取りをしています。ご夫婦でひっそりと生活しており、あまり外出もされていないようで、騒動の頃から時が止まってしまっているようにも感じます。YouTubeでの楽曲配信をすることで、少しずつ前向きになっているのではないでしょうか。彼は、サムネイルにまで非常に強いこだわりを持っていて、文字のサイズや字体を細かく修正することがあります。自分の名前で世に出る楽曲だから、細かいところまで納得した上で発表したいのでしょう」(同)

 最後に、今後の楽曲制作について佐村河内氏に尋ねた。

「騒動に翻弄され、4年近く精神を病むような時期が続きました。相変わらず鬱々とししんどいながらも、今は逆に音楽制作に精神を救ってもらっております。まもなく『秋うらら』という楽曲をYouTubeで配信します」

デイリー新潮取材班

2021年7月19日掲載

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