大島康徳、死してなお人々に勇気を 闘病中も常に社会にメッセージを発信

スポーツ

  • ブックマーク

 中日の主力として活躍し、2000安打を達成、引退後は日本ハムの監督も務めた大島康徳氏が逝去した。享年70。中日新聞(関東では東京新聞)夕刊に回顧録「この道」を連載しているさなかのことだった。

 6月中旬までは大谷翔平が躍動するメジャー中継の解説を務めていたから驚いた方も多かろう。だが、大島氏は2016年10月、ステージ4の大腸がんが見つかり、“余命1年”と宣告されたことを公表していた。

「大腸のがんは手術で切除したのですが、転移していた肝臓の方は抗がん剤治療を続けていました」
...

つづきを読む