【2020年に旅立った著名人】ミスタードラゴンズ「高木守道」さん、激昂騒動と伝説の「10・8決戦」

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 中日一筋で活躍した高木守道さんは、攻走守そろった名二塁手。なかでも守備の巧みさは別格だった。(「週刊新潮」2020年1月30日号掲載の内容です)

 野球評論家の有本義明さんは振り返る。

「捕球から送球までの時間を減らし、通常のプレーではできないところをアウトにしました。捕球後すぐさま、手首とひじをきかせて投げるバックトスは、コントロールとタイミングが問われる名人芸です」

 捕球したグラブから直接トスするグラブトスも華麗。

「ファインプレーなのに表情も変えず、職人のように淡々とこなした」(有本さん)
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