眞子さまの結婚問題も霞んだ陛下「ご懸念」の衝撃 菅首相の「内奏」で何があったか

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懸念を払しょくするにはほど遠く

 例えば、開催することによって海外から一気に人が入ってきたり、彼らが国内を移動することによって感染が拡大したりする可能性があるわけだが、

「そういう状況があるにもかかわらず、どうして『安心かつ安全な大会』と言えるのか、明確に説明できなかったのではないでしょうか。五輪の主催者はあくまでもIOCですから、菅さんの説明がどこか他人事のようになってしまった可能性もあるでしょう」

 内奏の時間そのものは30分程度だったという。

「菅さんとしても丁寧に説明したい、そうしたつもりだったのでしょうが、陛下の懸念を払しょくするにはほど遠かったではないかと思われます。あくまでも開催ありきでコトを進めている印象がぬぐえず、24日の長官会見という流れになったというのが衆目の一致するところです。会見後は相当な衝撃で、眞子さまの結婚の話が吹っ飛ぶくらいのものだと口にする宮内庁の人もいました」

 憲法で天皇陛下は政治的行為を禁じられているが、そのリスクを十分に知る西村長官による言及だったことも衝撃を大きくしたようだ。

デイリー新潮取材班

2021年7月13日掲載

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