24歳の美智子さまが綴られた手紙──「私が愛し信用していただける日が来ますように。」

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 昭和34年4月10日、皇太子明仁親王と正田美智子さんの「ご成婚パレード」は、皇居二重橋から渋谷の東宮仮御所までおよそ8キロで行われた。6頭立て4頭引きの儀装馬車から手を振るお二人を祝おうと、沿道には60万人もの人々が集まったと伝えられる。テレビの受信契約数は前年の倍以上、23%を超え、1500万人が実況生中継に釘付けになった。

 60年前のあの日、民間から初めて天皇家に嫁いだ24歳の女性。その胸のうちは、いかばかりだったろうか。平成2年の紀子さま、同5年の雅子さまと続き、現在では「当たり前」となったが、以前は「お妃は旧皇族・旧華族から」という考え方が根強かった。...

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