「スーパーカブ」炎上で考えたフィクションで「悪いこと」を描くテクニック(古市憲寿)

古市憲寿 誰の味方でもありません 国内 社会 週刊新潮 2021年6月24日号掲載

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 最近の映画では、殺人鬼だろうが暴力団員だろうが、きちんとシートベルトを装着する。人間を殺す前後にも、絶対に道路交通法は忘れない。さすがコンプライアンスの時代だ。

 視聴者はやたら交通法規に厳しいらしく、「スーパーカブ」というアニメが炎上していた。中古のスーパーカブを購入した女子高校生たちの日常を描く作品だ。...

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