制作者が語る「ビッグダディ」秘話 ネタ切れ状態の時に現れた元妻と仰天の「妊娠」

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12人目の妊娠

 結局、奄美での生活を始めた元妻は、市街地・名瀬で仕事を見つけ、三つ子と高校に通う長女と共に暮らし始めた。清志氏も、患者が増えることを見込んで元妻宅の近くに新たに作った接骨院で働き、7人の子どもたちと住む大和村の家とを行き来する生活となった。

「ある日、清志さんから連絡があって、“実は、元妻が妊娠しまして……”と言われたんです。びっくりしましたよ。元妻との関係が悪くないことは知っていましたが、復縁は無いと言っていたし、同居も拒否していました。だから、まさか清志さんが42歳にして12人目となる子どもを作るなんて思いませんよね」(同)

 元妻の妊娠という、驚きの知らせを受けて始まった第5回の撮影。2008年4月9日に放送された番組は、元妻が「赤ちゃんさ、出来たみたい」と清志氏に告げる場面から始まる。この時、既に清志氏は元妻の妊娠を知っていたのだが、そんな番組上の演出は、「元妻の妊娠」という驚きの現実を前にしては些末なことなのかもしれない。

「正直、興奮しましたね。プロデューサーとして、番組がこんな展開になったら面白いだろうなと色々と考えていました。そんな私でも、元妻の妊娠なんて想像したことすらなかった。8人の子どもと元妻の連れ子の三つ子、合わせて11人の子どもを育てながら、さらに子どもを作るなんて普通はありえないじゃないですか。とはいえ、今となってはこの元妻の妊娠は、清志さんの伝説の始まりにすぎませんでしたがね。この後も、我々の想像を超えたことを次々とやってくれましたから」(同)

次回に続く

デイリー新潮取材班

2021年6月14日掲載

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