天才ジュニアゴルファーからグラドルに転身した「野田すみれ」 芸能界に挑戦した理由は

エンタメ 週刊新潮 2021年6月10日号掲載

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「私も女子ゴルフ界の“黄金世代の一人”って注目されていたんですよ」

 屈託なく語るのは、グラビアアイドルの野田すみれ(22)だ。昨年暮れにデビューするや、早くもデジタル写真集とイメージDVDが発売されたほどの人気ぶり。かつては“天才”と評されたジュニアゴルファーだったという。

「ゴルフ好きの両親の影響で、3歳頃から始めました。2人の兄もゴルフ好きで、次兄はプロゴルファー。最近まで下部ツアーに出場していました。私自身も高校3年の時に、アマチュアへのレッスンが可能になるティーチングプロの資格を取得したんですよ」

 その才能は早くから開花し、小学1年時に「全国小学校ゴルフ選手権」に初出場。絶対の自信を持つアプローチショットを武器に4年時からは3連覇。世界ジュニア大会に出場する日本代表の常連だったという。

「5年生の時はハワイ・パール・オープン・ジュニアと、ワールドチャンピオンシップで優勝しました。この頃からですね。“私って上手いんだ”と妙に自信を深めるようになったのは」

 世界のアオキならぬ“世界のスミレ”。多少の己惚(うぬぼ)れも無理からぬ話だ。

「スポーツ紙やゴルフ雑誌を中心に、たくさんの取材依頼が来るようになりました。中学1年から2年連続で世界ジュニアで優勝して以来、石川遼プロと同じキャロウェイゴルフがウェアとギアを提供してくれるように。自分でも怖いくらい順風満帆でした」

 同じ黄金世代には、一昨年の全英オープンを制した渋野日向子(22)をはじめ、今季2勝を挙げている小祝さくら(23)のほか、石川怜奈(21)、勝みなみ(22)といったトッププロたちがひしめく。中学時代はそんな彼女たちを軽く凌駕する成績だったというから恐れ入るが、好事魔多し。

「寄せられる注目と期待がストレスになって……。試合会場に入れば途端に“見られている”と感じますし、毎試合、上位にいることが当たり前でした。徐々に自分を見失っていきました」

 心と環境の変化は彼女のプレーにも影響を及ぼした。

「ゴルフは本来、がむしゃらにスコアを伸ばす競技。泥臭かろうが格好悪かろうが関係ありません。なのに私は“こういう姿を見せなきゃ”と、格好ばかりつけるようになった。完全に勘違いしていましたね」

 かくして黄金世代を牽引したトップアマは、いまだプロテストを受験中の身。にもかかわらず、どうしてグラビアアイドルに?

「24時間365日ゴルフ漬けの生活から少し離れてみようかと。他のゴルファーが経験したことのない世界で、私にしかできない挑戦をやってみたかった」

 初めての水着や下着での撮影は、恥ずかしさより楽しさの方が勝ったという。

「先日は、芸能界の大御所がMCを務めるバラエティ番組の収録に臨みました。嬉しくて“マスターズ・トーナメントのティーグラウンドに立ったらこんな感じかも”なんて考えたり」

 早熟の女子ゴルファーは芸能界で“大爆発”なるか。