なぜ「佐藤輝明」は最初からホームランを量産できるのか 阪神OBは「解説不能」と唖然

スポーツ 野球 2021年6月5日掲載

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驚愕の“変貌”

 阪神の佐藤輝明(22)は、近畿大学の野球部に所属していた。1年生からレギュラーとして活躍し、同大のリーグ優勝にも大きく貢献した。

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 日米大学野球選手権では日本代表に選ばれるなど、高い評価を受けていた。とは言っても大学時代、佐藤の通算成績はリーグ戦88試合出場で打率・288、14本塁打、69打点だった。決して飛び抜けたものではない。

 昨秋、阪神がドラフト1位で獲得。今シーズンのオープン戦に1軍として出場すると、いきなり12球団で最多の6本塁打を記録した。

 そして開幕を迎え、本塁打を量産しているのはご存知の通りだ。5月28日の西武戦(セ・パ交流戦)では1試合3本塁打を達成し、大きな注目を集めた。

 ちなみにルーキーが1試合3本塁打を成し遂げたのは、1950年5月に東急の保井浩一(1921〜2001)、58年6月に巨人の長嶋茂雄(85)、そして佐藤の3人しかいない。

 6月5日現在、佐藤は14本の本塁打を放っている。ヤクルトの村上宗隆(21)が16本でトップ、次いで巨人の岡本和真(24)が15本。佐藤はルーキーながら3位と、堂々たるトップ争いを繰り広げている。

 他の成績は、52試合に出場し、打率・273、40打点。確かに大学野球でも評価されていたのは事実だが、プロで最初からこれほど活躍すると思った人はいないはずだ。

規格外の選手

 2003年、阪神の選手として現役を引退した広澤克実氏は、「本当に一体何があったのか。腰を抜かすほどの大変身です」と語る。

「プロ野球の投手と大学リーグの投手では、はっきり言って比較になりません。たとえ同じ球速140キロでも、バッターの打ちにくさは全く違います。球速には現れない球威や、変化球のキレといったものが、比較にならないレベルなのです。大学リーグで打ちまくった選手がプロで打てなくて当然です。ところが佐藤くんは、プロでいきなり活躍しているわけです。こんな選手は見たことがありません」

 驚く点は、まだある。Twitterでは「詰まった当たりだったはずなのに、スタンド上段に飛び込んでいる」との指摘が散見されるのだ。

「佐藤選手が本塁打を放った際、アナウンサーの実況が面白いのです。文句なしの当たりなら普通の実況ですが、『これは上がりすぎか?』とか『詰まっている』とか、打ち取られたような実況の後、スタンド上段へボールが飛び込んでしまうことが珍しくないのです」(担当記者)

 広澤氏は「ボールがバットに当たると、ちょうどホームランになる角度でボールが飛んでいきます。あれは才能としか言いようがありません」と指摘する。

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