「立川ホテル男女殺傷事件」で19歳少年が逮捕 被害女性がした「盗撮通報」の意味は?

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本当に「盗撮目的」だったのか……

 この盗撮の通報については、店で使われていた「SOS」の隠語だったのではないかという説も出ている。

「盗撮がバレたから、包丁で70回も刺して逃走するというのも変な話。派遣型の風俗店で働く女性は、店舗から離れたところで、密室内で客と一対一の接客をしなければなりません。危険を察知した場合、連絡を入れ従業員に急行してもらえるような隠語が決められていることが多い。今回の場合、『盗撮』というのは『危険な状態にある』というメッセージだったのではないか」(同)

 少年は凶器の包丁を廊下の壁に刺して逃走。立川駅まで徒歩で逃げた後、電車でJR拝島駅まで移動し、そこから原付バイクで走り去った。防犯カメラにはその一部始終が残っており、逮捕は時間の問題であった。

「警視庁の捜査員は、2日午前に、羽村市内をバイクで走行していた少年を発見。すぐさま尾行し、土手のようなところでバイクを降りたタイミングで話しかけた。『何をしているんですか』と捜査員が聞くと、男は『ツーリングをしています』と答えた。そのまま任意同行され、男性への殺人未遂容疑で逮捕されました。その後の取り調べに『間違いありません』と犯行を認めている。今後、女性への殺人容疑でも再逮捕する方針。両手には犯行の際に出来たと思われる傷があり、トイレットペーパーや絆創膏で手当てしていた」(同)

 被害女性のものとみられるfacebookには、2014年で更新が止まっているが、飼っている愛犬と戯れたり、誕生日を友人たちに祝ってもらう様子の写真が投稿されていた。またしても起きてしまった未成年による凶悪事件。動機の解明が待たれる。

デイリー新潮取材班

2021年6月2日掲載

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