「ビル・ゲイツ」離婚の「相続税対策」説を検証 「相続税回避という発想自体ないのでは」 

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好物はチーズバーガーとコーラ

 確かに日本同様、アメリカでも離婚に伴う財産分与は非課税。対して、

「日本でいう相続税は『遺産税』という名で存在します。最高税率は40%ですね」(在米弁護士)

 ゲイツの死後に妻が相続するより、離婚で分与してもらった方が圧倒的に安上がりなのは確かだが、

「その見立ては考えにくい」

 とは、米弁護士資格も持つケント・ギルバート氏。

「65歳と若いし、何よりゲイツは財産を残すことに恬淡(てんたん)としている。財産の95%寄付を宣言しているくらいですからね。相続税回避という発想自体がないのでは」

 先の弁護士も、

「彼は寄付も含めたあらゆる資産管理を、世界トップレベルの弁護士たちに任せている。課税回避をするなら、もっと複雑でしっかりしたスキームで行いますよ」

 そもそもゲイツは贅沢に関心が薄く、好物はマクドナルドのチーズバーガーとダイエットコーク。離婚までして税を逃れる、というタイプとは程遠いのだ。

「通常の財産分与ならメリンダは半分を得ることができます。事前に取り決めがあればそれに従う」(同)

 いずれにせよ、夫妻の手に残りの人生で使いきれない富が残ることは間違いない。

週刊新潮 2021年5月20日号掲載

ワイド特集「土俵際の人たち」より

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