巨人の新外国人「テームズ」を不安視する声 メジャー96本塁打でも大きな“欠点”アリ

スポーツ 野球

  • ブックマーク

Advertisement

ピークを過ぎて下り坂

 もっともセリーグの投手は変化球を多用するので、韓国と同じような活躍は難しそうだという。

「彼は、常にフルスイングするタイプで、メジャーでは三振率が30%と高かった。スプリットやスライダーなどの変化球が苦手で、緩急の攻めにも弱い。日本では三振率は40%になる可能性もありますよ。これだけ三振が多いと打線がつながらないので、打順は6番くらいが妥当でしょう」(同)

 テームズを上手く生かす方法はないのだろうか。

「彼はとうにピークを過ぎた選手ですが、左投手が得意な中島宏之と組んで、右投手ならテームズ、左投手なら中島を起用すれば、戦力になるのでは。ただ、巨人がそこまで考えているかわかりませんが」

 友成氏によれば、テームズはDH制のあるパリーグの方が向いているという。

「彼は、外野と一塁を守っていますが、打球への反応が鈍く、守備範囲も狭い。一塁だったら、中の下くらいのレベルです。本来なら、指名打者で使いたいところですね」(同)

 バッティングに波があるのも不安材料という。

「ブルワーズ時代に、月に11本の本塁打を放ったことがあるものの、スランプも長いんです」(同)

週刊新潮WEB取材班編集

2021年1月5日掲載

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。