経済を止めれば自殺者は増加 お年寄りのために若者の未来を犠牲にしていいのか(KAZUYA)
10月の自殺者は2153人で、去年の同月より614人増え、月間自殺者数としては、この5年間で最も多くなっているといいます。特徴としては、女性の自殺者の増加が顕著で、昨年同月比で82.6%も増えています。
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ここ4カ月は前年比で増えており、新型コロナウイルスの影響を考えざるを得ません。感染症対策が叫ばれる中で人との付き合い方も大きく変わり、経済状況の悪化で仕事を失った人もいるでしょう。そうした環境の変化が要因かもしれません。
今や新型コロナウイルスは第3波と言われています。日々報じられる感染者数を見ると確かに多いですし、重症者数、病床使用率も増加しています。
しかし依然日本は世界的に見ると死者が少なく抑えられているのです。これまでのコロナでの死者は、執筆段階で2千人目前となっています。コロナで亡くなった方のご冥福をお祈りする一方で、不躾なのを承知の上で言えば、「まだ2千人」と見ることもできるでしょう。
冒頭に書いたように、10月の1カ月だけで2153人もの方が自殺しているのです。コロナの累計死者数より1カ月の自殺者の数が多い現実をどう捉えるべきか……。
当たり前ですが、コロナに罹らないに越したことはありません。マメな手洗いに検温、感染症対策を行ってテレワークを推進し、オンライン飲み会など現代的ツールを使った手法も導入すべきでしょう。しかしずっと家にいるのも気が滅入ってきます。経済活動をしないと社会がうまく循環せず、コロナが収束したところで働く会社がなければどうにもなりません。
感染者が増えているから今は耐えろと言われたところで、この状態がいつまで続くのかわかりません。今後第4波、第5波と続く可能性だってあります。ようやく有望なワクチン開発の話も聞こえてきて、これは明るい材料になっていますが、先行きはまだ不透明な状態です。こうした状況が1年近くも続くと精神のバランスを崩す人が多く出るのも当然の話でしょう。
お年寄りや基礎疾患を持っている人は、コロナに十分気をつける必要がありますが、若い世代は感染症対策をした上でしっかり経済を動かすべきではないかと個人的には考えます。
命は大事なものです。しかしお年寄りを守るために若い世代の未来を犠牲にしていいのでしょうか? こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、これからの日本はお年寄りではなく、若い世代が作っていくのです。これまでの日本を作ってくれたことに感謝は当然しますが、今はお年寄りのために耐えるという対策だけでは難しいのではないでしょうか。
緊急事態宣言を再び出すべきだという意見もあるようです。しかし僕は反対です。今年の始めから春先にかけては完全に未知のウイルスだったため、宣言の発出も理解できましたが、高齢者や基礎疾患を持たない人が死ぬ確率は低いことがわかってきたいま、皆で苦しむ必要があるのかと。
僕はそういう考えなので、自分ができる範囲での経済活動を継続して行っていきます。