山下智久、海外進出の吉凶を占う……アメリカ人が知っている日本人俳優はこの4人

エンタメ 芸能 2020年11月23日掲載

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日本にいればよかった?

 ジャニーズ事務所は11月10日、公式サイトなどで山下智久(35)の退所を発表した。スポーツ新聞は山下が海外志向を強めていたとし、《今後はハリウッドなど、海外を中心に活動していく》と報じた(註1・2=記事末尾を参照・以下同)。

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 着々と準備を進めてきたのは事実のようだ。英語の勉強を独学で開始し、アメリカでレッスンを受講したこともあるという。

 2014年から15年にかけて、フジテレビ系列で「大人のKiss英語」と「山Pのkiss英語」のMCを担当。アンジェリーナ・ジョリー(45)をインタビューした際は、流暢な英語を披露して話題になった。

 今年6月12日からはHuluでドラマ「THE HEAD」の配信がスタート、山下は南極の科学研究基地で働く微生物学者を演じている。

 公式サイトは《日欧共同制作》の《大型国際連続ドラマ》と位置づけ、世界30の国と地域で配信が行われると宣伝している。

 もっとも、アメリカで役者として大成するためには、極めて激しい競争に勝ち抜かねばならない。「果たして成功するのだろうか?」と疑問視する向きも少なくないだろう。

 アメリカの映画・ドラマ制作に詳しいデーブ・スペクター氏は、「山下さんに追い風が吹いているのは事実だと思います」と指摘する。

「今、アメリカでは“海外ドラマ”が大ブームになっています。ヨーロッパやインド、中国、韓国といった、世界各国の制作会社が撮影したドラマに夢中なのです。

 その背景には、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Huluといった定額制の動画配信サービスが大ヒットしていることが挙げられます」

“海外ドラマ”が人気

 動画サービスが全世界の“秀作ドラマ”を紹介し、それにアメリカ人が食いついたというわけだ。この傾向は世界中に広がっているという。

「世界中に住む無数の視聴者が、動画配信サービスに加入し、あっという間にドラマを消費していきます。それこそ100本単位で制作しないと追いつかないのです。

 アメリカ人が見るドラマだけでなく、各地域用にローカライズされた作品も制作されています。ヨーロッパ向けのドラマ、中東向けのドラマ、アジア向けのドラマ、という具合です」(同・デーブ氏)

 NetflixやHuluが世界を席巻する前は、こんな状況ではなかった。そもそも日本人俳優がキャスティングされること自体が珍しかった。

 今ならネットを使って日本人俳優を検索し、YouTubeで関連動画を視聴することもできる。しかし、ネットのない時代は、情報を集めることだけで一苦労だったという。

「ロスの制作者なら、勤務先の近くにある寿司屋に行ったというエピソードもあります。日本人の板前さんに好きな男優、女優さんを教えてもらうんです。

 下手な業界関係者より、板前さんのほうが“映画を見に行くお客さん”の目線なので参考になるのです」(同)

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