山下智久、海外進出の吉凶を占う……アメリカ人が知っている日本人俳優はこの4人

エンタメ 芸能 2020年11月23日掲載

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サポート態勢の疑問

 渡辺謙は、アメリカ側が演技力を評価した“特別枠”で活躍している。オーディションを受けても、受けても、落とされ……といった下積み時代とは無縁だ。

 2003年に日本で公開された「ラスト サムライ」[エドワード・ズウィック監督(68):ワーナー・ブラザース]に出演すると、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。

 このノミネートを追い風に、日本では04年8月頃、渡辺謙が《既に米国のエージェントとも契約》と報じられている(註3)。

「渡辺さんが契約を結んだのはエンデヴァー・エージェンシーです。アメリカの5大エージェンシーに数えられる大手です。これだけ力のある事務所に入れたのは、渡辺さんの演技力が高く評価されていることを意味します」(同)

 一方、真田、菊地、忽那の3人は、現地で地道にオーディションを受け、自分たちの演技力だけを武器に評価を勝ち取ってきた。

 山下はテレビドラマも映画も経験豊富だが、日本アカデミー賞を代表とする賞レースとは無縁だ。

 渡辺のような方法でハリウッド進出は難しいそうだ。日刊スポーツは《親交の深い米俳優ウィル・スミス(52)の関係者らからサポートなどを受けていく》と報じた(註4)。

「渡辺さんは日本では大手のケイダッシュに所属しています。日米共に大手という相乗効果が生まれているのは、過去の出演実績を見れば明らかです。

 エンデヴァー・エージェンシーと比べると、“ウィル・スミスの関係者”によるサポートというのは、あまり実績がありません。ましてや、渡辺さんのような日本での仕事となると、かなり厳しいと言っていいのではないでしょうか」(同)

メリットに乏しいアメリカ生活

 アメリカでオーディションを受け続ける生活は、日本で活躍した実績があるほど、精神力を試されるという。

「仮に山下さんがロサンゼルスに拠点を置いたとしましょう。お金さえあれば、楽しいセレブライフが保証されます。

 しかし、アメリカのショービズ業界の競争が激しいことは言うまでもありません。オーディションに落ち、役に恵まれず、辛酸をなめるような生活が続くと、かなりのストレスです」(同)

 アメリカで活動する場合、山下は日系人俳優ともキャスティングを巡って争わなければならないという。

「アメリカの映画やドラマで日本人の役者が必要な場合、例えば脚本に『東京からやって来た留学生』と細かく設定されているのは、やはり稀でしょう。

 多くは『アパートに住むアジア系の独身男』というアバウトな設定が多いはずです。そうなると、プロデューサーや監督は、生粋の日本人でなくても、日系人俳優でもOKということになります。

 おまけに、日系人俳優の英語はネイティブですから、スタッフの細かな指示も完璧にニュアンスを理解してくれます。どれほど流暢であっても、山下さんの英語はネイティブレベルではありません。彼らと競って役を勝ち取るのは大変だと思います」(同)

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