きょう二審判決の「新井浩文」は茨の道 “後釜”という31歳俳優の名前

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判決は11月17日

 警視庁は昨年2月、新井浩文被告(41)を強制性交の疑いで逮捕した。18年7月に派遣型マッサージ店の従業員だった30代の女性に性的暴行を加えたという容疑だった。

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 女性は抵抗したが、新井被告は犯行に及んだという。その後、女性は世田谷署に相談。翌月に被害届を提出し、受理された。

 19年9月、東京地裁で初公判が開かれたが、新井被告は「暴力は一切やっていない。同意があったと思っていた」と無罪を訴えた。

 これに検察側は冒頭陳述で、被害女性のズボンを無理やり脱がせるなどの暴行に及んだと指摘した。

 更に新井被告が初めて店を利用した際、性的なサービスは求めないという同意書に署名していたことも明らかにした。

 19年12月、滝岡俊文裁判長は「犯行は卑劣で悪質」と非難、求刑通り懲役5年の実刑判決を言い渡した。新井被告は即日控訴し、保釈金750万円を払って再保釈された。

 そして今年10月、控訴審が東京高裁で開かれた。弁護側は「女性側は明確な拒絶をしていなかった」などの理由から「犯罪は成立しない」とし、改めて無罪を主張した。

 控訴審は11月17日に判決が下る予定で、芸能関係者の関心は高まっているという。

新井被告の復帰計画

 民放キー局で番組制作を担当するスタッフが言う。

「控訴審で新井被告側は、女性に慰謝料を支払うことで和解が成立したことを明かし、同意書を証拠として提出しました。この結果、高裁判決は執行猶予の有無が最大の焦点となっています」

 逮捕された時点で、新井被告に対する世論は非常に厳しかった。それが地裁で実刑判決が下ったことで、芸能界復帰は絶望的と考えられていた。

 新井被告は公判で職業を問われ、「無職です」と答えたことなどから、全国紙などは「元俳優」と報じている。

 だが、新井被告は引退を発表したわけではない。《実質上の引退》といった記述も見られるが、日刊スポーツは今年10月13日に掲載した「新井浩文被告無罪主張」の記事で、芸能界復帰の可能性に触れた。

 同紙は《被告の実力を評価する声も多い》とした上で、《仕事をしたことがあるスタッフ、キャストの間では今後、俳優復帰することがあれば応援したいと話している人もいるという》と今後に含みを持たせた。

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