きょう二審判決の「新井浩文」は茨の道 “後釜”という31歳俳優の名前

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新井被告と共演

 新井被告の場合はどうだろうか。逮捕から4か月後の2016年6月、映画「葛城事件」[赤堀雅秋監督(49):ファントム・フィルム]が公開された。

 主演は三浦友和(68)で、児童8人が殺害された大阪教育大附属池田小事件などをモチーフにした作品だ。

 映画情報サイト「CinemaGene」は16年6月、「新井浩文「犯罪者を演じるときは…」『葛城事件』新井浩文×若葉竜也インタビュー」の記事を配信した。

 映画「葛城事件」で、若葉竜也(31)が8人殺傷事件を引き起こす次男、新井被告が対人関係に悩み会社をリストラされる長男を演じ、三浦は2人の父親役だった。

 インタビュー記事は、新井被告と若葉の対談という要素もあり、2人が互いに俳優として敬意を払っていることが伝わってくる。

 特に印象的なのは、2人が互いを「くん」と呼ぶことだ。先輩の新井被告が「若葉くん」と呼ぶのは自然だが、年下の若葉も新井被告を「新井くん」と呼んでいる。

芸歴は1歳から

 前出のスタッフが言う。

「若葉さんは近年、テレビ業界でも注目を集めてきました。そして新井被告が表舞台から姿を消したことで、仕事が増えた俳優と言われているのです」

「映画『葛城事件』のスチールを見ると、2人の外見が似ていることに気づきます。これは兄弟役だからですが、それ以上に役者としての“タイプ”も似ています。

 共に演技は抜群。イケメンではないのですが、観客を惹きつけて放さない雰囲気が圧倒的です。どんな役でもこなす器用さもあります」(同)

 若葉の芸歴は1歳から始まる。幼少期は大衆演劇の“チビ玉三兄弟”として知られていた。5人兄弟の三男だが、長男、次男、四男、長女も全員が舞台に立った経験を持つ。

 NHKは8月13日、20年後期の連続テレビ小説「おちょやん」に若葉が出演することを発表し、話題となった。

 そもそも若葉は、廣木隆一(66)、石井岳龍(63)、本広克行(55)、今泉力哉(39)といった作家性のある映画監督の作品に出演を重ねてきた。実績は充分と言っていい。

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