「乃木坂46」絶対的エース「白石麻衣」 アイドルの9年間とコロナ禍の「卒業」

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「このままずっとまいやんの卒業を見なくて済む」の心境も

 乃木坂46の絶対的エースにして象徴だった白石麻衣さんの卒業コンサートが無事? 終了しました。RakutenTVへのアクセスが集中してサーバーダウンを起こしまして、10月28日の19:00開始予定が30分遅れの19:30スタートになってしまったため、無事? という表記をしてしまったわけです。

 正直、「せっかくのまいやんの卒ライにミソつけやがって、RakutenTV何してくれてんだよ」とイライラもしましたが、「このままずっとまいやんの卒業を見なくて済む」とも思ったりしまして、私の感情は揺れ動いておりました(キモいですよね、あいすみません)。

 さあ30分遅れのスタート、白石さんを想う少女のVTRからスタート、満を持して登場した白石さんは素敵な笑顔を見せながらソロ曲を歌い上げました。

 後述も致しますが、「明るく始まり明るく終わる」胸いっぱいの愛が詰め込まれて素敵な空気が溢れたコンサートになったと言えましょう。

 どの曲をどういった順で歌ったのか? といったことは他所に任せると致しまして、私は印象に残った楽曲やシーンについて少々語らせて頂きたく思います。

 もちろん乃木坂ファンと致しましてはすべてが珠玉の名曲なのですが、ファンの中でもミスチル桜井和寿さんの中でも、最高の名曲とされている「きっかけ」を生田絵梨花さんのピアノ伴奏に合わせて2人で歌ったシーンが印象的でした。

 この曲はシングルカットされていないのでご存じない方もいらっしゃると思いますが、YouTubeなどで是非聴いて欲しい楽曲であります。

「乃木坂は曲が良い」とされていることをまさに象徴する曲なのです。

画面越しとはいえ涙が止まりませんでした

 この曲、本来ですと全員参加で歌われる曲なのですが、敢えて生田さんと2人で歌ったことに意味があったと思われます。

 同期である高山一実さん・松村沙友理さん・齋藤飛鳥さん、すでに卒業している橋本奈々未さんや西野七瀬さんなどとは2人だけで歌う曲があったのですが、生田さんとはそれがなかったので白石さんを想い慕う生田さんへの心遣いで実現したように思われます。

 生田さんも白石さんも歌唱に関しましては実力者。見事なハモリで歌いきった2人の姿に画面越しとはいえ涙が止まりませんでしたね(それ以外もボロ泣きではありましたが)。

 終盤に差し掛かり“乃木坂46の白石麻衣”とのお別れの時が迫って参りまして、メンバーの皆さんがその時の刻みを受け入れたくない気持ち、でも送り出さなければいけないという気持ちの交差が画面越しに伝わってきたのですが、やはり時というものは待ってはくれません。

 苦楽を共にしたメンバーの皆さんと同じく、ファンもそれを味わわなければならないその時がやって参りました。

 同い年にして無二の仲間である松村沙友理さんからのはなむけの手紙と朗読。

 松村さんと白石さんのみならず、メンバー全員が鼻を啜りながら涙を拭っておりました。画面のこちら側の皆さんも恐らくそうだったと思います。

 しかし最後は明るく楽しく前向きに。白石さんの卒業曲である「しあわせの保護色」を全員で歌い、飾られた写真を見ながら想い出に浸り笑顔でお別れの挨拶をして、終了となりました。

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