韓国滞在中の「日本人未成年女性」が強姦の被害に 唖然とするしかない韓国の反応

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「被害女性の首を絞めたのは故意ではない」

 今年7月、韓国に滞在していた日本人女性が、韓国人男性から強姦被害を受けた事件が明らかになり、韓国メディアの報道で話題になっている。韓国語を勉強するためソウルに留学中だった被害者の女性はまだ未成年だった。

 20代の容疑者男性は、被害者のインスタグラムを通じてメッセージを送り、好意を示しながら会おうと誘った。

 彼女は容疑者男性と友達になる目的で会ったが、夜10時半頃、男性が彼女の荷物を持って自宅に誘い、酒を飲ませてスマートフォンを奪った後、犯行に及んだという。

 さらに、被害者の首を約1分間押さえこんで息ができなくさせるなど、全治2週間の怪我を負わせた。

 被害者女性が直後に警察に届け出て、容疑者は逮捕され、韓国検察は男性を未成年者性保護に関する法律違反と暴行の罪で起訴した。

 10月19日にソウル北部地裁で容疑者に対する初公判が開かれた。

 男性は犯行動機について「彼女の考えは知らなかったが、私に好感を持っていると思った」と理解に苦しむ弁解を並べ立てた。

 容疑者の弁護士もまた、被害女性の首を絞めたのは故意ではないとした上で、「弁明のように思われるかもしれないが、ベッドマットの上で酒を飲み、互いにほろ酔い状態になったところでスキンシップをしたところ、女性の上半身が後ろに傾いたので被告が被害者の首を軽く押さえた」「すぐに謝罪して女性が大丈夫と言ったことを被告は記憶している」と弁論した。

 しかし、被害女性は警察に「断れば殺されるのではないかと怖くなり、言われた通りにするしかなかった」と話し、男性が首を絞めたため抵抗できなかったと陳述したという。

被害者に“慰安婦の復讐をしてくれた”などのコメントが…

 今回の容疑者のように韓国人男性のなかには、K-POPと韓国ドラマが日本人に人気があるという理由から、自分たちも日本の女性にBTSやヒョンビンと同様、誰でも簡単に会って好感を持たれると勘違いしている人たちがいる。

 実際、「彼女も私を好きだと思った」という容疑者の言い分は、荒唐無稽で説得力がない。

「彼女の思いを全く知らなかった」と言いながら、自分を好きだと思ったのはなぜなのか、また相手が自分のことを好きだと思ったのなら、なぜスマホを奪って首を絞めたのか。

 説得力に欠ける弁明を並べた容疑者は、一般強姦罪より重い嫌疑が適用され、有罪の場合、10年以下の懲役または1500万ウォン以下の罰金刑が下される。暴行罪も有罪と認定されれば、罰金刑では終わらないだろう。

 何よりもまず、被害を受けた未成年の日本人女性のことが心配でならない。

 韓国が好きで韓国語を学ぼうと望んだ彼女は、新型コロナウイルスの渦中に留学を決心した。

 そして、未成年という若さで恐怖を味わい、生涯心の傷を抱えて生きていくことになるからだ。

 しかし、この事件に関するネットニュースの反応は「彼が従軍慰安婦おばあさん達の復讐をしてくれた」「日本のセクシービデオを見れば、女性のことをわかるだろう」などというゴミのようなコメントが並んでいる。

 韓国政府は今回の事件について被害者への謝罪や再発防止といったコメントは一切出していない。

 韓国内の反応を借りれば、「一個人が引き起こした事件にすぎない」からだ。

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