藤浪晋太郎の復活は絶望的 元阪神監督の岡田彰布氏に緊急インタビュー

スポーツ 野球 2020年9月12日掲載

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藤浪の“不運”

 岡田氏のコラムは有料記事のため、直接の引用は控え、内容の要約にとどめる。

 6月12日に配信されたコラム「練習試合再開で阪神に明と暗が出てきたよ。明=ボーアに打撃が戻った。暗=間が悪過ぎる藤浪や」では、藤浪の“不運”を触れた。

 この時期、藤浪は新型コロナウイルスに罹患し、退院してチームに参加しようとした矢先、遅刻を理由に2軍に降格されるということがあった。

 岡田氏は自分が監督なら同じことをしたと2軍落ちに理解を示しながらも、このタイミングで遅刻する藤浪の“間の悪さ”を嘆いた。

 コラムで岡田氏は自分が阪神優勝を予測した根拠として、《藤浪の復活》を計算に入れていたと明かし、《タイミングの悪さだけが、藤浪をつけ回している》と指摘した。

 8月5日の「今季初登板の藤浪の投球、オドオドした感じに見えたわ。やはり阪神のカギを握る男よ。でも2度目は手応え十分やった」では、藤浪に改めて期待を寄せた。

困難な原因解明

 藤浪は7月30日、神宮のヤクルト戦に先発。岡田氏は《何よりオレが感動したのは戦う姿勢やった》と高く評価、負け投手になったものの、ピッチング内容は《合格》と太鼓判を押した。

 試合には敗れたが、《手応え十分の敗戦投手》と擁護、《藤浪は間違いなく、復肩への階段をのぼっている》と復活の可能性が高いと示唆した。

 だが、11失点の巨人戦を目の当たりにしてからは、これまでのように擁護を続けるわけにはいかないと岡田氏は言う。

「頑張れと藤浪を応援することが、野球評論家として大切なことだと考えていましたし、同じ想いを持つ評論家も多かったはずです。しかし、あの試合を見た後では、もう励ましてどうにかなるレベルではないでしょう。本当に藤浪くんが現役を続けられるかどうか、そうした厳しい現実を指摘するのが評論家の役目に変わったと思います」

 一体、藤浪が不調に苦しんでいる原因は何なのか、岡田氏は「分かりません」と答える。

「僕は阪神の中にいませんからね。外にいる人間には分からない。おまけにデビューから3年間は圧倒的な実力を示し、その後の4年間が全くダメという投手など、前例がありません。なぜこんなことになったのか、原因を調べるだけでも大変だと思います」

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