鬼母「梯沙希容疑者」の別の顔、裏アカ・インスタに投稿した母娘の仲睦まじい写真

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 3歳の幼い娘を自宅に8日間も放置し、餓死させたとして逮捕された梯沙希(かけはし・さき)容疑者(24)。SNSでは“鬼母”として徹底的に非難されている。ところが、彼女を知る関係者からの、その評判は決して悪くない。それどころか、むしろ子煩悩だったと口を揃える。その証拠に、彼女の裏アカのInstagramには、確かに仲睦まじい母娘の姿が数多く投稿されている。

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 7月7日、梯容疑者は保護責任者遺棄致死の容疑で、警視庁捜査1課に逮捕された。彼女は6月5日~13日までの8日間、交際男性のいる鹿児島に出かけていた。その間、わずか3歳の長女、稀華(のあ)ちゃんは、東京の自宅に置き去りにされていたのだ。帰宅した時には、すでに稀華ちゃんは、高度脱水症状と飢餓で息絶えていた。

「お茶やお菓子をいっぱい置いていった。死ぬとは思わなかった」

 取り調べに対し、梯容疑者はこう供述しているという。しかし、彼女は5月にも1人で鹿児島を訪れていた。娘を置いて、パチンコや飲み会へも行っていたという。

 育児放棄、いや虐待にほかならない。ところが、彼女の故郷(宮崎県)で、彼女の評判は決して悪くない。中学時代の同級生は言う。

「みんな本当に驚いてる。こんなこと起こす子じゃないと思う。裏アカを見れば分かるけど、子供のこと、こんなに可愛がっていたんだから」

 と、差し出したInstagramは、母娘のツーショット写真で溢れているのだ。

 七夕やクリスマス、七五三、3歳の誕生日にはディズニーランドにも連れて行っている……。これらの写真を見ると、彼女が娘をどんなに可愛がっていたか分かる。娘も母親を慕っている様子で、本当に育児放棄をしていたのか、目を疑うほどだ。

 実際、稀華ちゃんは平均的な身長とほぼ同じで、外傷も見当たらないという。遺体には虐待や心的ストレスを受けた子供に見られる胸腺の萎縮は見られたが、虫歯もなく、著しく痩せていたわけでもなかった。

 なぜ、彼女は仲睦まじい写真を裏アカウントで公開していたのか。

「どこでおかしくなっちゃったのかな。親の愛を知らない、複雑な育ちの影響があったんじゃないかと……」(地元同級生)

 梯容疑者自身も幼少期に親から虐待を受けていたことは報じられているが、その内容を聞けば、壮絶の一語に尽きる。むろん、だからといって稀華ちゃんを殺めたことへの言い訳にはならない。事件の詳細は、7月16日発売の「週刊新潮」で明かされる。

週刊新潮WEB取材班

2020年7月14日掲載

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