高齢者と若い女性をマッチング「まご活」 犯罪の温床になる心配は…運営者に聞く

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「まご活」なる名称のウェブサイトが話題になっているのをご存じか。ズバリ、60歳以上のシニアと18歳以上の女性をマッチングさせるサービスだ。運営者の坂東泰地氏によれば、祖母が自分との会話を喜んでくれたことから、高齢者の話し相手を提供するサービスを思いついたという。

 LINEによる通話がメインで、料金は30分単位で女性側が自由に設定でき、最も多いのは1通話3千円から5千円ぐらい。オプションで「会って話す」ことも可能だという。

 高齢者側は男女ともに利用できるようだが、なぜか「孫」側は女性限定。

「会話でお金を稼ぐという考え方が若い男性には浸透していないと判断したためです」(坂東氏)

 シニアと孫娘と言えば聞こえはいいが、下手すれば援助交際の温床にならないか。坂東氏に問うと、

「可能性はあると思いますが、個人的には絶対にそのようなサイトにはしたくありません」

 若い女性が老人の財産目当てや詐欺目的で近づく可能性も否定できない。

「登録者の身元確認のための身分証提示や、アダルトサービスの提供禁止をお願いしていく」

 と言うが、事務局の陣容を質せば「私一人です」とのことだから、はなはだ心もとないのである。

 成立はまだゼロ組とか。あなたも「孫」を求める?

週刊新潮 2020年7月9日号掲載

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