渡部建“多目的トイレ”、袴田“アパ”、宇野首相“3つ指”…に見るケチの履歴書

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あんな素敵なホテルは一度きり

 逢瀬の場所に多目的トイレを使い、“楽しみ”の対価としてお相手女性には1万円ポッキリしか渡していなかったことが判明したアンジャッシュ・渡部建(47)。女性らが実情を明かした背景には、渡部のケチさもあったことだろう。改めて、ケチがきっかけでお相手の怒りの告発を受けた男たちの履歴を辿ってみよう。

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 6月11日発売の週刊文春が報じた渡部の同時多発的な不倫は、美貌の妻・佐々木希(32)がいるのになぜ? という疑問はさておき、六本木ヒルズの多目的トイレなどにおいてごく短時間で“マンゾク”した後、決まって1万円を渡される行為が女性たちの反感を買ったことは間違いない。大切に思っているならそれなりの扱いをしてほしい……そんな思いが告発に繋がったことは想像にかたくないだろう。

 もっとも、ウソはつけないのが男という生き物のようで、過去にも、お相手を軽視してケチな方向に走ったばかりに、深刻な事態に陥ったケースが少なくない。

 まずは、俳優・袴田吉彦(46)の場合。彼の「アパ不倫」は2017年に明るみとなった。当時30歳だったグラビアアイドルの告白がきっかけとなっている。知り合った当日のこと。

「彼が『近くのホテルが思い付かない』というので、私が知っていた六本木の『ホテルいろは』に行きました。料金は2万円くらいでしたが、あんな素敵なホテルは一度きりでした」

 あんな素敵なホテルとはトゲのある言い方だが、彼女の話を続けて聞くとそれもよく理解できる。

「一昨年の9月からその年の暮れまでに約10回ホテルに行き、うち7回くらいはアパでした。なぜ、アパばかりに行ったのか。それはお金がなかったからですよ。『月収は固定で月100万円』と言う一方、『カネがあるとつい使ってしまう』が口癖。彼がホテル代を払ってくれたのは最初の4、5回だけ。私の友達にタクシー代がないと言って1万円借りたままですし、いつも金欠でしたね」

「アパにこだわったもう一つの理由は、メンバーズカードだと思います。芸能人だと知られるのを嫌ってか、友人名義のメンバーズカードを持っていて、毎回ポイントを貯めていましたから……」

「彼から好きだと言われたこともないし、私とはただの遊びだったのでしょう。1泊7000円のホテルでの逢瀬なんて、ずいぶん安く見られたと思う。でも、彼はあのせまーい部屋で、何でも話してくれた。それって一時的にせよ、私のことが好きだったんじゃないかと思ってしまうのです」

 続いて、昭和から平成に元号が変わった1989年6月に明るみに出た、宇野宗佑元首相(故人)の一件。カネと権力の象徴とも言えるリクルート事件で引責辞任した竹下登首相の後継だけに、「クリーンな文人肌の政治家」として宇野氏に白羽の矢が立ったまではよかったのだが、「これでどうだ」とお相手である神楽坂芸者の指3本を握りしめ、月30万円の愛人契約を迫っていたことが当の芸者から暴露されてしまった。一転して、ダーティーで単なるケチなイメージを背負うことになり、最悪の状態で参院選に突っ込んだ挙句、地元からは応援演説の“お座敷”もかからず、当然のごとく敗北。在任はわずか69日だった。

 時代が時代だけに、芸者にあるまじき行為だと批判する声も少なからずあった。お相手の女性は、その後こんな風に振り返っている。

「私だって芸者の立場というものは理解していました。あの角栄さんだって、芸者のお妾さんがいましたが、角栄さんなりにその女性を尊重していたと思います。そうした心遣いが宇野さんにはまったく欠けていた。粋じゃなかったのよ」

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