告発騒動でバレた韓国「慰安婦支援団体」の本性 まだ日本に謝罪を求め続けるのか

国際 韓国・北朝鮮 週刊新潮 2020年5月28日号掲載

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「慰安婦問題」はカネ儲けの道具だった!(2/2)

 28年前に元慰安婦だと名乗り出た李容洙(イヨンス)氏が、突如“告発”。慰安婦問題を追及する支援団体「日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」に対し、“寄付金が慰安婦たちに使われず使途不明”などと語ったのだ。前身の「挺対協」時代から団体を率いてきた尹美香(ユンミヒャン)前理事長(55)による組織の私物化が、韓国で取り沙汰されている。

 片や言われっ放しの尹前理事長も黙ってはいない。

 告発した李氏について、こんな驚くべき暴露話を披露し返したのである。

「(30年前)李さんと最初に電話で話した時、“慰安婦だったのは私ではなく、私の友人だった”と言った」

 実は“慰安婦のアイドル”はニセモノで経歴詐称していたというのだ。

 さらに尹前理事長は、

「李さんをはじめ元慰安婦へはキチンとお金を払ってきた。だから李さんは記憶違いをしている。心身が弱っており認知症なのだ」

 とまで言い放つ。仮にこれらが事実であれば、正義連は、慰安婦でない上に記憶が曖昧な老女を被害者に祭り上げて、世界中を欺いていたことになる。

 朝鮮半島事情に詳しいジャーナリストによれば、

「李さんが慰安婦ではなかった、という告発はあまりに衝撃的な話です。けれど、さすがに多くの韓国民はその点について真相究明を求めようとはしていません。何故なら、韓国内でも慰安婦であることを公の場で明らかにするのはとても勇気のいること。そのため、李さんも当初は友人が慰安婦だという形にして、支援団体に相談したのだとの論調が支配的なのです」

 むしろ、この正義連の「ニセモノ発言」が世論の顰蹙を買っているという。

「これまで李さんを散々利用しておきながら、批判されるや慰安婦ではなかったとか、ボケ老人だと批判した。本当に支援団体として相応しいのかと、国民から批判を浴びています」(同)

 いやしかし、これまで一方的に李氏や正義連から糾弾され続けてきた我が国からすれば、両者の足の引っ張り合いはともかくとしても、尹前理事長の「ニセモノ発言」は無視できまい。既に日本は、慰安婦問題で韓国から忘れもしない「大きな嘘」をつかれているのだから――。

 振り返れば、15年に安倍政権は当時の朴槿恵政権との間で「日韓合意」を締結し、慰安婦問題については最終的かつ不可逆的な解決を確認。日本側は10億円を拠出し「和解・癒やし財団」が設立され、慰労金が慰安婦側に配られる予定だった。

 案の定、朴政権が退陣して文大統領が就任後、この約束は反故にされる。理由は、当事者である元慰安婦たちの合意が得られていないこと。そう強く大統領に進言したのが正義連だった。

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