「金正恩」死亡説で注目 妹「金与正」体制でどうなる拉致問題

国際 週刊新潮 2020年5月7・14日号掲載

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 顔立ちは整っていても氷のような表情である。北朝鮮の独裁者の家に生まれ育った金与正女史(32)は、どんな女性なのか。もし兄の金正恩・朝鮮労働党委員長(36)に代わって実権を握ることになったら日本との関係は――。

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 北朝鮮の金正恩委員長が重体に陥ったという一報を米CNNが流したのは4月20日のことである。さらに、トランプ大統領がこのニュースを誤報としながらも「古い情報を使ったと聞いている」と全否定しなかったこともあって、重体説は一気に信憑性を帯びることになった。流れていた情報とは次のようなものだ。

「平壌郊外を視察中だった金委員長は、突然、心筋梗塞の発作を起こし、近くの病院に運ばれたそうです。中国共産党にも応援要請が入り、急遽、人民解放軍の301病院の医師ら約50人が派遣されることになったのですが、どうしても時間がかかる。そこで、金委員長に随行していた心臓外科医がステント手術を試みたのですが思ったより手間取ってしまった。そのため、金委員長の容体は悪化し、すでに植物状態になっているというのです」(政府関係者)

 北朝鮮を監視する情報サイト「38NORTH」は、金委員長の専用列車が別荘のある元山の駅に21日と23日に停車していると報じ、ここで治療を受けているとの見方もあった。5月1日に20日ぶりに公の場に姿を現したわけだが、「ポスト金正恩」の最も有力な候補として囁かれたのが、妹の金与正女史なのである。

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