UVか加湿か…ウイルス対策「最新家電」、ベスト3はこれだ!

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強力なスチーム除菌、LG styler S3

 最後に、UVを活用している訳ではないが、番外編として紹介するのがLGエレクトロニクスのスタイラー(LG styler S3)。これは、蒸気によるウイルス除菌を実現した、最先端の全自動スチーム・クリーニング衣装庫だ。

 このスタイラー、最新機種は2018年5月発売。冷蔵庫のような形をしており、ドアの部分には気密性を保つゴムが貼付されている。扉部分の色によって、ホワイト(S3WF)、ブラック(S3BF)、ミラー(S3MF)の3種類がある。

 庫内には3つのハンガーが用意されており、そこにシャツやスーツ等をかけて動作させると、約90℃から100℃という高温のスチームが噴出される。スチームは庫内をぐるぐると循環し(その際の温度は約60―70℃とのこと)、同時にハンガー受けがモーターによってガタガタと振動(最大180回転/分)する。これで、服に着いている細菌やウイルス、花粉やアレル物質(ダニの死骸など、アレルギーの原因になる物質)を低減させ、除菌と脱臭を実現する仕組みだ。

 その効果だが、メーカーによると、「A型インフルエンザの99.9%以上を除去」できるとのこと。ソウル大学での試験結果は「インフルエンザウイルス99.9%、コロナウイルス99%、アデノウイルス99.5%除去」ということだ。

 なんと、今回の「新型コロナウイルス」ではないが、「コロナウイルス」を除去するという実証結果も公表されているのだ。他にも花粉は99.5%除去、大腸菌、ブドウ球菌も99.99%除菌とのことで、なんとも頼もしい。

 スタイラーの扉裏面には、「ズボン折り目ケア」装置がついているので、ズボンプレッサー代わりにもなる。ズボンを平らな板で挟み込む点は普通のズボンプレッサーと同じだが、こちらはスチーム状態でのプレスを行うためだろう、よりきれいにシワが取れて折り目がつく。

 加湿脱臭後は、低温の乾燥モードに入る。終了後に扉を開けると、スーツのシワとニオイが見事に取れていることに驚嘆する。正直に言って、クリーニング屋さんには申し訳ないけど、ワイシャツやスーツの日常的なクリーニングはLG stylerの独壇場になった。水の補給と排水は少し面倒だが、何よりもワイシャツのアイロン掛けから解放され、カジュアルなクリーニングであればウチの中で完結するようになるのは、素晴らしい。

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