人気のLGBTユーチューバーが“相方”を暴行、警視庁に傷害の容疑で逮捕された

エンタメ 2020年3月17日掲載

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登録者数は40万

 警視庁が3月17日、ユーチューバーの原英翔(えいと)容疑者(28)を傷害容疑で逮捕することが、週刊新潮の取材で分かった。原容疑者は女性から男性に性転換を行い、“LGBTユーチューバー”として活動していた。

 原容疑者は、YouTubeチャンネル「キットチャンネル」を運営していたが、逮捕容疑は共演者の木本奏太(かなた)氏(28)に対する傷害罪だった。

 木本氏も女性から男性に性転換を行っている。「キットチャンネル」の公式ツイッターは《元女子(女→男)》の2人である原容疑者と木本氏が出演する動画と説明していた。

 3月16日現在、チャンネル登録者数は《40・2万人》と表示されている。また《LGBT YouTuberまとめ10選》や、《LGBTのYouTuber15選まとめてみた!》などのサイトで紹介されることも多かった。

 原容疑者は1月31日、「奏太がいなくなりました。」の動画を公開。「約10日前、外出したら奏太くんがいなくて、机の上に手紙が置いてあった」など、木本氏と音信不通になったと報告した。

 この動画については後述するが、《かなたくんの心配ってより、YouTubeの心配ばかり》、《自分は悪くないってアピールしている》、《自分の利益のことしか考えていない》などと炎上。それもあって再生回数は200万回を突破している。

 一部のネットメディアも、以下のように報じた。

「キットチャンネル奏太の失踪理由はなぜ?どこに行った?手紙の内容はや(註:原文ママ)復帰はいつ?」(デイリーローズ:2月2日)

「LGBTのYouTuber『キットチャンネル』が“温度差”により事実上の解散か」(yutura:2月3日)

 しかし今回の逮捕により、「キットチャンネル」が停止状態となったのは、原容疑者の木本氏に対する傷害容疑が主な原因だと判明したわけだ。

 関係者の取材を総合し、2人の出会いから逮捕までを振り返ってみよう。知り合ったのは2014年のことだった。

 性転換手術を考えていた木本氏は、相談依頼が可能なアテンドサービスを申し込んだ。その担当者が原容疑者だった。

 当初は担当者と顧客という関係だったが、すぐに2人は意気投合。木本氏は15年12月に手術を受けるが、その後も友人関係が続いた。

 最初の転機が訪れたのは17年。原容疑者と木本氏が転職で大阪から上京することになり、「生活費を安くする」ために都内でルームシェアを始めたのだ。

 木本氏が動画の編集スキルを持っていたため、もともと「2人でYouTubeにチャンネルを開設したい」という計画を語り合うこともあった。それが同居で一気に具体化した。

 最初は2人とも仕事を続けながら動画を撮影、公開していた。しかし制作に充分な時間が取れないことなどから、思い切ってYouTube一本に賭けることにしたという。

 当初は再生回数が伸びず、生活費も稼げない時期があった。だが18年10月に1本の動画が好評を呼んだことから、“人気ユーチューバー”として脚光を浴びるようになった。

 動画による収益が、エリートサラリーマンの年俸を超えるような額に達すると、次第に原容疑者の人格が変わっていったという。

 木本氏が編集した動画をチェックする際、罵声を浴びせることが常態化。悪口雑言の後は「自分は怒りたくて怒っているわけではない。もともと動画作成のセンスを持っているのだから、指示されなくとも完成させるように頑張ってほしい」と労いの言葉をかけた。

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