“名門”暁星学園サッカー部で暴行事件が起きていた 被害者には今も後遺症が

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

 全国大会に出場した経験もある名門・暁星学園(東京都千代田区)の中学サッカー部で暴行事件が起きていた。被害者は一時意識を失い、現在も後遺症があるという。

 ***

“事件”が起きたのは1月31日の部活動中。中学2年生の部員二人が、ロッカーの取り合いが原因で喧嘩になったことがきっかけだった。二人は倒れこみ、揉み合いに。やがてマウントをとられた被害者は顔面に大きな衝撃を受け、意識を失ったという。

 さる部員の保護者は、その後についてこう話す。

「救急車で都内の病院に運ばれた被害者の部員は、その日の19時過ぎまで意識が回復しませんでした。幸い脳に異常はなかったものの、それから約2週間は集中治療室から出ることができなかったのです」

 その後、2月8日に開かれた保護者会で、サッカー部の監督は麹町警察による現場検証があったと語ったという。だが、被害者の容態についての詳細はなかった。

 一時、練習が休止になったサッカー部だったが、現在は再開し、今に至っている。一方、被害者の傷は癒えていない。

「今も二重に物が見えてしまうという後遺症があると聞いています。また右膝から下が麻痺し、うまく歩くことができません。そのため、松葉づえで登校しています」(被害者の親の知人)

 ネットの掲示板で事件についての噂が広まっており、学校が生徒らにきちんと説明し、噂を払拭してほしい――という思いもあるようだ。

 暁星学園に取材を申し込むも、警察の捜査を理由に「お答えできません」と答える。2月27日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

週刊新潮 2020年3月5日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。