「ピエール瀧」は11ヵ月 薬物逮捕で「8人の芸能人」は仕事復帰までどれくらいかかったか

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いしだ、田代、のりピー…

◆翔(61、横浜銀蠅メンバー)

 いずれも覚せい剤取締法違反で、1998年に逮捕され懲役1年ヵ4月、03年4月にも逮捕され懲役1年10ヵ月のそれぞれ実刑判決を受ける。06年6月に開催された横浜銀蠅結成25周年ライブで復帰した。

◆いしだ壱成(45、俳優)

 01年8月に大麻取締法違反などで逮捕され、同11月に懲役1年6ヵ月、執行猶予3年の判決を受ける。03年12月に映画のロケ現場で会見を行い復帰。

◆田代まさし(63、タレント)

 01年12月、のぞきで現行犯逮捕され、その後、覚せい剤取締法違反容疑(使用・所持)で逮捕。02年3月、懲役2年執行猶予3年の判決を受けたが、わずか2ヵ月後の同年5月、Vシネマの監督として芸能界復帰。一時期は更生したと思われていたが、昨年11月、覚せい剤では3回目、違法薬物では4回目の逮捕。

◆岡村靖幸(54、シンガーソングライター)

 02年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、03年3月に懲役2年、執行猶予3年の判決。このことは公になっていなかったが、05年4月に同法違反で逮捕され再犯であることが明らかに。同年10月、懲役1年6ヵ月の実刑判決を受ける。出所後、07年3月の音楽イベントに出演し復帰するも、08年2月に3度目の逮捕、同年5月に覚せい剤取締法違反罪で懲役2年の実刑判決を受けた。2011年にアルバムを出して復活。

◆酒井法子(49、歌手)

 09年8月、およそ1週間の逃亡劇の末、覚せい剤取締法違反で逮捕され、同年11月に懲役1年ヵ6月、執行猶予3年の判決を受ける。12年12月に上演された舞台で復帰。初公判の傍聴券抽選の倍率は330倍で、これは日本の刑事裁判史上最高の数字だ。

◆ASKA(61、シンガーソングライター)

 14年5月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、同9月に懲役3年、執行猶予4年の判決を受ける。16年11月に同法違反で逮捕されるも、嫌疑不十分で不起訴処分に。17年1月に自主レーベルを立ち上げ音楽活動を再開した。

◆高知東生(55、俳優)

 16年6月24日、覚せい剤と大麻所持の容疑で横浜市内のラブホテルで逮捕され、同時に不倫も発覚。同8月に妻で女優の高島礼子(55)と離婚が発表され、同9月に懲役2年、執行猶予4年の判決を受ける。18年4月にTwitterを再開しフリーでの復帰を果たす。

◆田口淳之介(34、元KAT-TUN)

 19年5月、交際相手で女優の小嶺麗奈(39)とともに大麻取締法違反で逮捕され、同10月に懲役6月、執行猶予2年の判決が言い渡される。同11月に活動再開を発表した。

 こうして振り返ると、執行猶予期間が明けるまで活動再開を控えていたのは酒井法子くらいである。ASKAや田口淳之介のように独自の音楽活動を行う場合、猶予期間が明けないまま復帰している。

「現状では最低限、猶予期間が明けるまでは、報道番組以外は出演させないのが“暗黙のルール”になっています」(テレビ局関係者)

 とはいえ、酒井は地上波復帰まで判決から11年もの月日を要した。

 そして、今月6日、昨年11月に麻薬取締法違反で逮捕された女優の沢尻エリカ被告(33)に対し、懲役1年ヵ6月、執行猶予3年の判決が言い渡された。

 初公判で彼女は女優復帰について、「考えていません」と明言。しかし、所属事務所は今後も更生をサポートすることを表明。関係者の間では、女優もしくは歌手での復帰が既定路線とみられている。まさか、瀧の早期復帰の“記録”を更新するなんてことはないと思うけど……。

週刊新潮WEB取材班

2020年2月18日掲載

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