みのもんたが語るレギュラー消滅の心境「数字がいいのにどうして?と言われた方がいい」

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 ギネスにまで載った人気司会者も、もう75歳。3月いっぱいで、みのもんたは日テレ系「秘密のケンミンSHOW」を降板する。それが公になる前、彼が、親しい相手に送った便りで“引退宣言”をしていたことはあまり知られていない。

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 正月、テレビ局関係者は首をかしげた。

「長年みのさんと年賀状のやりとりをしていますが、今年は手紙が届きまして。おやッと思って読むと、自身の引退を仄(ほの)めかすような内容だったんです」

 だから1月23日の発表も、さほど驚かなかったという。

「やはり、みのさん自ら退く決意をされたんだと思いました。最近では『ケンミンSHOW』の収録中もほとんど居眠りしているような状態だったので、周囲は心配していました。それを酌(く)まれたのでしょうか」

 たしかに、朦朧とした表情が映るのを避けるためか、みのが画面に出る回数は少ない。それゆえに、健康不安が囁かれたりもした。

 しかし、コンスタントに15パーセント前後の視聴率を稼ぐ、唯一のレギュラー番組を降りるのだ。これでレギュラーも消滅。その心境はいかばかりか。

 当のご本人が、実に明朗快活、ズバッと答える。

「潮時だと思ったんですよ。僕、もうすぐ数えで77の喜寿だから、いい区切りと思ってね。頑張りたい気持ちはあったけど、還暦を過ぎたあたりから体力の衰えを感じていたんです」

 それから十余年。次男の逮捕や共演女子アナへのセクハラ騒動、愛妻との死別と、様々なことがあった。

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