「白い巨塔」財前五郎は主治医だったのか 患者と病院のすれ違い

国内 社会 2020年2月4日掲載

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 病院に行き、手術を受けることになる。入院することになる。あるいは通院することになる。いずれの場合でも、患者の側は目の前の「先生」を「主治医」だと考えてしまいがちだ。

 この先生が、私のことをずっと看てくれるはず――しかしことはそう簡単ではない。臨床医である里見清一氏は、新著『「人生百年」という不幸』の中で、主治医にまつわる患者側と病院側の微妙なすれ違いについて述べている。両者の意識の差が往々にしてトラブルのタネともなる。このすれ違いを知ると、たびたび映像化されてきた名作『白い巨塔』(山崎豊子)の見方も変わるかもしれない。...

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