山本太郎がキーマンに ついに京都で共産党系市長誕生か

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 1200百年の都、京都に革命の予感?

 2月2日に投開票される京都市長選がさる1月19日に告示され、戦いの火蓋が切られたのである。

 4期目を狙う門川大作市長に挑むのは2人の新人。だが、

「実際は、共産党推薦の福山和人氏と現職との一騎打ち。門川市長には、自民や公明、立民、国民が相乗りしていて、共産vs非共産の戦いになるとみられています」(地元紙記者)

 共産党系の候補者が“泡沫“とならないのが京都ならではで、

「京都は、共産党にとってはいわば“聖地“。市議会では18議席を押さえ、21議席の自民党に次いで第2党。さらに、2008年の市長選では、2期目をかけた門川市長を951票差まで追い詰めた。これまで京都では、市長選も府知事選も国政与野党が手を取りあって、共産党政権の誕生をなんとか阻止してきたんです」

 ところが、

「告示日の19日、福山さんの応援に、れいわ新選組の山本太郎代表が現れた。福山さんは一昨年4月の京都府知事選挙で、京都市内の有効票数の46・5%を押さえており、これに山本さんの知名度が加われば、共産党系市長の誕生も現実的に。現職陣営は“いよいよまずい“と危機感を募らせていますよ」

 山本氏もなかなかの策士で、

「彼は、18日まで静岡県の熱海で開かれていた共産党大会に出席せず、野党支持者から批判されていました。ただ、今思えば、翌日から始まる京都市長選を見据えて、立憲や国民の幹部も来る共産党大会と距離をとったのでしょう」

 よりにもよって、京都で新選組が体制転覆の手助けとは……。

週刊新潮 2020年1月30日号掲載

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