佳子さま“お誕生日レク”に皇室担当記者が渋い顔をしたワケ

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 令和初となる1月2日の新年一般参賀に、爽やかなミントグリーンのドレス姿で現れた秋篠宮家の次女・佳子さま。新年一般参賀へのお出ましは、今年で5回目を数える。

 成年皇族として5年にわたり活動してこられたご経験からか、余裕が感じられる明るい表情で手を振られ、時折眞子さまと談笑する場面も見られた。

 遡ることその4日前、佳子さまは25歳のお誕生日を迎えられた。昨年は天皇陛下のご即位を祝う祝宴「饗宴の儀」へのご出席など、公の場に姿を見せる機会も多く、お誕生日に際しては宮内庁の提供映像もあり、秋篠宮邸を散策される貴重なお姿も公開されている。

 もっとも、今回のお誕生日を、

「どう報じたらいいのか、率直に言って困りました」

 と振り返るのは、大手メディアの皇室担当記者だ。

「お誕生日に関して、事前に記者会ではレクが行われました。愛子さまについては、毎年お誕生日前にどんな一年だったか、日頃どうお過ごしになられているのか事前に説明を受けるレクがあります。秋篠宮殿下が皇嗣になられたことで、今回から佳子さまも宮内庁より映像が提供され、お誕生日のレクも行われるようになったのです。佳子さまは就職も進学もされておられないので、日頃どのように過ごされているのか国民からすると見えにくいところがあります。なので、このレクが我々にとっても重要だったのですが…」(同)

 例えば、昨年7月末、秋篠宮家にお仕えする皇嗣職のトップである加地隆治皇嗣職大夫の定例レクでは、7月に4回しか公的ご活動に登場なさっていない佳子さまについて記者から質問が相次いだ。

“久々に佳子さまのご公務がありますが、普段は一体なにをなさっているのですか”“ご公務の日程がこれだけでは時間を持て余すのでは”と問われた加地大夫は、“お元気です”と繰り返すばかりで、記者陣の疑問が解消されることはなかった。

 それだけに、このお誕生日のレクには期待が寄せられていたのだが、12月25日に行われた加地大夫のレクは、記者陣の期待とは裏腹に、かなり淡泊なものだったという。

「事前に一年間を振り返った内容が書かれたペーパーが配られるのですが、“3月に大学を卒業”“9月には初の海外公式訪問としてオーストリアとハンガリーをご訪問”“全国高校生手話パフォーマンス甲子園にご出席”といったように、ただご動静が羅列されていただけでした。宮内庁のホームページで公表されているようなものばかりです。いずれもその時々ですでに報じている内容ですので、新しい情報もなく、これでは日頃のご様子がさっぱり分かりません」(同)

 別の皇室担当記者は、こう解説する。

「奇しくも、11月のお誕生日会見で秋篠宮殿下が佳子さまについて、“ライフワークになるようなものを持ってもらいたい”と言われたように、佳子さまにはご公務においてライフワークと呼べるものがないように見受けられます。そうした状況が、一年を総括する上で内容の薄さに繋がってしまっているのかもしれません。ですが、9月に鳥取で行われた手話甲子園への出席は、留学中の17年を除き毎年出席されていて、昨年で5回目になる。開会のご挨拶では見事な手話も披露されており、佳子さまの今後に繋がるご公務ではないかと思います」

 第1回の14年には、紀子さまとともに手話甲子園に出席され、佳子さまが手話を学ばれたのも紀子さまの影響だと報じられている。

「そこで、“佳子さまはこれを今後ライフワークにと考えておられるのですか”と、加地大夫に水を向けた記者もいました」(同)

 ところが、

「加地大夫は、“いや、お心を想像することになりますので…”と頑なに答えようとはしないのです。“拝察することになりますから”などと言い、紙に書かれている以上のことは決して話そうとしません」(同)

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