巨人「原監督」に暗雲、FA戦線で惨敗、ブレブレの補強戦略に大物OBが苦言

スポーツ 野球 2019年12月15日掲載

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 巨人・原辰徳監督による球界改革の“提言”が止まらない。今オフ、原監督はセ・リーグへのDH制導入を訴えたほか、FA制度による人的補償の撤廃や「現役ドラフト制度」の導入に賛成意見を示すなど、積極的な発言が目立っている。

 巨人OBで野球解説者の篠塚和典氏は、原監督の一連の発言について、こんな見方を示している。

「原監督の発言はOBの誰もが冷静に見ていますね。(今オフの)FA補強がうまくいかなかったことへの焦りもあるのかな。(人的補償の撤廃について)責任がある中で思わず出てしまった発言だよね。来季に向けて、チームとしての方針が定まっていない。思い切って、若手選手にシフトチェンジできる状態でもない。若手にシフトするまで、補強でやりくりするしかないけど、それがうまくいっていない」

 FAの目玉選手だった鈴木大地(ロッテ→楽天)と美馬学(楽天→ロッテ)の両獲りを目指していたが、これに失敗。大物選手を次々に逃して、「FA戦線で惨敗」と酷評されている。巨人の内部からは「調査ミスではないか」との指摘が出ており、編成担当の責任問題になっているという話もある。なぜ、巨人は目を付けていた選手に逃げられたのか。

「昔とは違って、いまどきの選手には『巨人こそすべて』という感覚がなくなってきている。巨人は、引退後の生活保障などはいまだに最高水準といえますが、最近の選手は生活設計をしっかり組み立てている。現役時代から貯金や投資などをして、引退後に備えている選手が多いですね。巨人に移籍して、結果が残せなかったら、周囲からバッシングされますし、それを考えると、無理に巨人に行く必要はないと考える選手も増えていますね」(巨人を取材するスポーツライター)

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