1時間お茶するだけで1万円…パパ活で荒稼ぎする30歳美人「茶飯女」の人心掌握術

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裕福ではない男性に財布を開かせるテクニック

 男性の財布を開かせるために、あらかじめ協力者を作っておく鮮やかな手口に驚いたが、この手法を見出したのは、麻衣さんの前歴の経験を踏まえてのことだという。実は麻衣さんには20代前半、アパレルブランドのショップ店員として働いていた時期があったという。

 ショップ店員は通常、自分の勤め先のブランドの服を身に着けることになる。購入に当たっては、一応、社販で割引されるものの、それでも負担は大きく、家賃や水道光熱費や携帯代、社販の引き落としの後に、麻衣さんの手元に残るのは、3万円ほどだったという。

「クレジットカードを使いすぎて負債がかさんで、それがパパ活を始めたきっかけでもあったんですが、だからショップ店員さんの事情もわかるんです。この間も、ずっと仲良くしていた店員さんが辞めちゃったので、シャネルをプレゼントしました。『今まで、ありがとう』って」

 自分が欲しい服ばかりでなく、コスメやハイブランドの小物やバッグといった、転売しやすいものを買ってもらう場合もあるという。話を聞いていると、パパ活男性は、なかなか気前のいい人ばかりに思えるが、いざ会ったとこで、必ずしも裕福な男性ではない場合もある。そうした場合は、どうしているのか。

「あんまりお金がなさそうな人の場合はファストファッションブランドのお店に連れて行くんです。『散歩しよう』って、腕を組んだりして、ハートをキュッとさせつつ、『鞄がないから、ファストファッションブランドのやつでもいいから買って』って。

 で、店に入ったら2千円の二ットとか3千円のワンピースを『可愛い、これもいい?』ってどんどん籠に入れていく。ファストファッションブランドって、一品一品は安いイメージがあるけど、それでも、数をのせていったら2万円とかなるんですよ。

 買ってもらったあとに、クレジットカードじゃない場合は、会計の時にレシートを貰うんです。30日以内にタグを切らない状態でレシートを持っていけば返品できて、お金が返ってくる。これが1万円にプラスのお手当になります」

 1万円という現金を渡し、さらには服やブランド品までも貢がされた男性が次に期待することといえば、ホテルに行くことだ。しかし、麻衣さんはそこもテクニックで乗り切っているという。

「私、ダブルワークをしてるということにしてあるんです。キャバクラ嬢であることは伏せて、昼はOLで、夜は健気にカラオケボックスでバイトをしているっていう設定で。『その隙間時間をぬって、あなたと会ってるの。だから収入が減ったら困る』って。それでも引き下がらない人は、『もう7時だ、遅れちゃう。店長にメールしなきゃ』って言いますね。

 男性って社会的なので、ヤリたいっていう自分の欲望よりも、仕事には行かないといけないっていう正義感のほうが働くんですよ。真面目な人ほどそうなるんです。で、『行っておいで』って。そのままドロンします。

 わたしは基本的には初回荒らしというか、ほとんどの人とは1回だけしか会わないんです。初回のほうが時間的な拘束が1時間で済む。2回目の食事の場合だと、もう少し長い時間になるから、相手の話がおもしろくなくて、こっちに実りがないとつらいし、わたしは、体目当てで近づいてくる、知らないおじさんと食べる何万円もする高級なフレンチより、一人で食べる400円前後のチェーン店の牛丼のほうが気楽で好きなんです」

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